それでは前回の続きです。よろしくお願いします。

 

何を買えば乗れるの?

 
とても豪華な感じはしますが、最近話題の豪華列車(四季島、トライライト瑞風、ななつ星)ではありません。抽選もありません。
新幹線等と同様に必要なきっぷを乗車前にみどりの窓口等で購入する必要があります。
①乗車券
 当然ですが乗車駅から下車駅まで購入してください。
②特急券
 夜行列車ですが在来線特急のため一緒に購入しないと
 乗車できません。
 ノビノビ座席にはこの2つだけで乗車できます。
③寝台券
 夜、自分の横になるスペース(寝台)を確保するのに
 必要な料金です。特急券と一緒に購入します。
 乗車券、特急券は乗車距離で値段が変わりますが、
 この料金は実質部屋代のため固定されています。
 一番安くても7000円近くするのでこの辺りが
 利用するかしないかと分かれ目になるかもしれません。
 
ノビノビ座席とは
この言葉を先に出したのでここから解説していきます。
サンライズエクスプレス固有の座席です。
座席とは表記されていますが、椅子がありません。
人が一人寝っ転がることが出来る絨毯敷きのスペースが
上下2段になっています。

フェリーの雑魚寝スペース(ツーリスト、エコノミー)みたいな感じでしょうか。
通路が片方だけあり手前が足、奥が頭の向きになります。そのため通路は利用者の靴がそのまま置かれています。
上に上がるために階段(梯子?)が一人おきにありますので足元の幅はちょっと狭いですが、横になるには十分なスペースだと思います。荷物置き場はありませんので盗難対策として頭の横に置くしかないですね。
プライバシー配慮のため頭の部分にちょっとした仕切りがあり、小さなテーブルと照明があります。また使い捨てのカップが用意されています。またほかの個室と異なりコンセントはありません。
カーテンは窓と通路側のみ設置されていますので閉めてお休みください。
 
メリット
〇 とにかく安い
乗車するにあたって寝台券が不要のため乗車券を座席指定特急券のみで乗車できます。新幹線特急料金より在来線特急料金の方が安いので完全並行区間の東京駅-岡山駅では約3000円程安く移動できます。一人旅だけではなく学生のグループ旅行にはとても良いのではないでしょうか。床に車座になって飲み会も十分に可能です(声のボリュームには注意!!!)。
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デメリット
● プライバシーが守れない
ごろ寝するわけですから当然です。若い女性の一人旅向きではないのかもしれません。元々は個々のブース間にもカーテンがあったような気がしましたがいつの間にか廃止になっていました。
また上段の場合階段の上り下りをしないといけないので短めのスカートはお勧めできません。またそのまま横になって眠るので少しゆったりしたデザインの服の方が良いでしょう。
● 騒音や振動が気になる
電車なのでモーターを積んでいる車両がないと走行できませんがサンライズは7両中2両モーター車です。そしてこのノビノビ座席と次回ご紹介するソロがある車両がこれに該当します。5両はモーターなしの車両ですが高性能なモーターを積んでいるので関西の新快速と同じ時速130kmで走行が可能です。ちなみに東京駅-岡山駅は約8時間半で走行しています。(新幹線は最速3時間10分程度)
実際にモーターを積んでいる場所は車端部の床下なので乗降口やトイレ洗面所になっていますが気になる方は気になるでしょうね。アイマスク耳栓も使っても良いのかもしれません
● カーペットが固い
私は実際にノビノビ座席を利用したことがないのですが、固いのは有名ですね。アウトドアが好きな方は不都合はないのかもしれません。一応毛布は用意されているので上にかけるか床に敷くかはその方次第なのかもしれません。エアー枕みたいなものの活用して良いと思います。
 
今回はここまでにしますが最近鉄道系ユーチューバーの方も多くサンライズの動画も多数投稿されています。文字と限られた写真ではわかりづらいと思うので良さげな動画を添付して終わります。
また次回もお願い致します。