私には難聴がある。加えて、耳鳴りも酷い。頭の中では常に音がなっている。ただ、何かに熱中していたり、テレビや音楽を聴いている時は、難聴が気にならなくなる。だから、なるべく音のある状況にいるようにしている。

 自分が難聴であることに気づいたのは中学生の頃、それまでは左耳に電話の受話器を押し当てていたが、それから右耳に当てるようになった。私の聞き耳は右だった為か、左耳から入って来る音に実感が湧かず、凄く違和感があった。まあ、それでも、日常生活に支障があるほどではなかったと思う。

 生活に支障が出始めたのは、結婚して妻と一緒に生活するようになって、テレビの音が大きいと言われ始めた頃からだ。不思議なもので、ある程度の音量がないと聞き取り辛く、聞こう聞こうと集中していないと聞き取れないし、疲れる。ただ、テレビなんて聞こえなくても、まあ、良いかとあきらめたし、それで済んでいた。

 40歳過ぎて、職場の会議で聞き取りづらさを感じるようになった。そして、耳鼻科で補聴器を調整して購入した。ここで私は大きな失敗をしたようだ。何が失敗?聞こえの悪かった方の耳の聴力をアップしようとしたが、実は、聞こえの良かった方の耳の聴力も落ちていた、それが聞き取りづらさを招いていたことに気づいていなかった。

 仕事を退職し、妻が亡くなって、一人暮らしになると、聞こえ辛さに悩むこともなくなった。聞きやすい音量で聴いていれば良かなったので、悩む必要もなくなったからだ。

 そんなこんなで、かなりの音量でラジオやテレビを聴くようになっていたようだ。そこで、ショッキングなことが昨夜起こった。

 真夜中、ドアのチャイムが鳴った。出てみると、若い女性が興奮して、「音がうるさくて、眠れない。眠れず、仕事に行けない。病院に行かなくてはならない。」などと大声で捲し立てる。こんなことは初めてで、私、びっくりするばかり。音を小さくするからと言って帰ってもらった。

 マンション等の騒音問題、まさか私が当事者(加害者)になってしまうとは、情けない話しでした。これからは気を付けないとと改めて思った次第です。以上❗️