小泉和裕指揮、神奈川フィルハーモニー管弦楽団のコンサートに行ってきました。

ホールは、みなとみらいホールでした。

 

プログラムはオール・ベートーヴェン。

 

劇音楽「エグモント」序曲

交響曲第4番

交響曲第7番

 

アンコールはありませんでした。

 

開演前ステージ上ではミニコンサートで、ベートーヴェンのドン・ジョバンニの「お手をどうぞ」の主題による変奏曲、が演奏されました。

演奏は、Fg佐久間大作、Ob鈴木純子、Cl斎藤雄介、による管楽器のトリオでした。

 

今日は、7番の第4楽章の素晴らしさに、全ての記憶が吹っ飛びました。

20年ぐらい前にミューザ川崎で聴いた、アーノンクール&ウィーンフィルを思い出しました。

 

小泉さんがオケを煽ること煽ること、快速のテンポで、一気に駆け抜けました。

煽られたオケも、大きな動きで時々視界から消えるVcの上森さん、客席に落ちないか心配になるVaの大島さん、2ndの直江さんは珍しく2列目でしたが、第4楽章の冒頭数小節のところで椅子ごと1stVn側に数センチ飛びました。

石田さんがコンマスなら確実に客席に転がり落ちていたと思います。

激しくふり幅の大きいリズムの振幅に、一気呵成の第4楽章でした。

 

1曲目のエグモント。

スタートは、お腹にずしりと響く引き締まった重低音、くっきりとした陰影を付け乍ら、まさにデモーニッシュに作り上げられました。

お手本のような、きっちりとまとまったエグモントでした。

 

2曲目は今月2回目の4番。

スダーンとはテイストの異なるベートーヴェンでした。

14型をたっぷりと響かせながら、懐を深く広く大きく広げ、正面からがっぷり四つに組み合う、正々堂々としたスケール大きい演奏でした。

 

小泉さん、次回の神奈フィル定期はあまり興味のないプロコフィエフなのでセレクトから外し、チケットを買っていません。

やっぱり行こうかなぁ・・・。