三浦文彰 produce ストリング・カルテット、に行ってきました。

ホールは、ヤマハホールでした。

 

メンバーは、2ndVn直江智沙子・Va瀧本麻衣子・Vc清水詩織、でした。

三浦さん、もしかしたらメンバーをLooksで選んだのではないかと疑ってしまいそうな美形揃いでした。

 

三浦さんと直江さんは徳永さん一門、二人は清水さんと桐朋で同窓、瀧本さんは「直江智沙子と素敵な仲間たち」を聴きに客席にいらっしゃったと思います。

神奈川フィルの2ndVnTop直江さん・新日本フィルVaTop瀧本さん・都響の清水さん、三人は晴れオケのメンバーですし、一緒に旅行にもいく仲良しだったと思います。

 

カルテットを組んでサポートしてもらうには最高のメンバーだったと思います。

 

プログラムは

 

ハイドン     弦楽四重奏曲第39番「鳥」

モーツァルト   弦楽四重奏曲第16番

メンデルスゾーン 弦楽四重奏曲第2番

 

アンコールは、ありませんでした。

 

席が前から3列目の上手だったので三浦さんと直江さんは正面に見えますが、瀧本さんは半分背中で半分左の横顔、清水さんは瀧本さんの陰で、弓の動きしか見えませんでした。

 

3曲の中では圧倒的にメンデルスゾーンが面白かったです。

前半の2曲では、あまり姿勢を変えることなく、特に瀧本さんは淡々と弾いている感じでしたが、メンデルスゾーンでは直江さんと瀧本さんが右に左に前に後ろ、大きく動き始めました。

もちろん音楽の躍動に合わせてなのは言うまでもありません。

 

ハイドンもモーツァルトも1stVnをメインに、3パートがサポートして曲を盛り上げてゆく構成でしたが、メンデルスゾーンでは、それぞれに役割が振られ、Vaのメロディーを2ndがマイナーで引継ぎ、1stが再びメジャーで引き継いだり、複数のメロディーが同時進行したり。

優しく寄添いながらも主張すべきは主張する2nd、対峙するようにスケール大きく美音を奏でるVa、全体をしっかりと支えるVc、その上に突出することなく上手に乗っかる1st、素晴らしいアンサンブルでした。

ワクワク感満載のメンデルスゾーン、とっても楽しいカルテットでした。

 

一夜限りで終わらせずに、是非今日のメンバーで色々な曲を聴かせて欲しいです。

 

帰りのエレベーター、三浦章宏さんと同じ箱でした。

同じヴァイオリニストとして、オヤジとして、今日の演奏をどう聴いたのか、是非感想を聴きたいなぁと思いましたが、声をお掛けするわけにもいきません。

「どう思ってらっしゃるんだろう」と、想像だけに留めました。