大友直人指揮、東京都交響楽団のコンサートに行ってきました。
ホールは、東京文化会館でした。
新年Soldoutのニューイヤーコンサート、プログラムは
J・シュトラウス オペレッタ「こうもり」序曲
チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番(ソロ 務川慧悟)
ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」
アンコールは、ピアノソロでラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」、オケでグノーの歌劇「ファウスト」から「トロイの娘たちの踊り」でした。
雲一つない抜けるような青空の上野、沢山の人出で賑わっていました。
例年はコンサートだけでしたが、今年は趣向を変えてコンサートの前に国立博物館で長谷川等伯の国宝「松林屏風図」を見てきました。
日本水墨画の最高傑作と称えられる屏風、所蔵する国立博物館で毎年元日から2週間程度公開されています。
館内は2割以上は青い目の欧米からの方々、日本人以上に日本の文化に興味を持ってくれているのかなぁと感じます。
さてコンサート
幕開けは「こうもり」序曲。
大友さんの本領発揮、といってもいいような明るく華やかなスタートでした。
続けてチャイコフスキー。
務川さん、前回は「2台のピアノのためのコンチェルト」でしたが、今日はソロ。
一本筋の通った力強さと、色彩豊かな柔らかさと、グッと引き込まれるソロでした。
チャイコフスキーのピアノコンチェルトは、力強く、ピアノを打楽器として、オケと丁々発止と渡り合うような演奏が好みですが、務川さんの妖艶な色っぽさを漂わせた演奏も、それはそれでアリだなぁ、と思いました。
アンコールでは、柔らかさがより前面に出て、とてもしなやかなラヴェルでした。
後半は「展覧会の絵」。
模範のような演奏でした。
安心して聴いていられます。
余計なことしないし、足りなところは何もない。
大友さんの安定感、素晴らしいです。
どのオケを振っても、どの曲を振っても、大友さんに任せておけば、その規範となるような演奏をオケから過不足なく引き出してくれます。
この安定感、何物にも替え難い大友さんの魅力だと思います。
務川さんについて新たな発見もあり、等伯の傑作も観られて、新年から実り多い一日でした。
