矢頭右衛門七-赤穂浪士と堂島 | maidoのアメブロ営業所

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12月14日は赤穂浪士討ち入りの日。義士祭が各地で行われているそうですね。
通勤で時々通る出入り橋浄祐寺に矢頭右衛門七教兼(ヤコウベ ヨモヂチ ノリカネ)の顕彰碑が在りまして、お墓も父親の矢頭長助教照(ヤコウベ チョウスケ ノリテル)のと並んで在るんです。
忠臣蔵の映画演劇で矢頭右衛門七といえば大石主税良金(オオイシ チカラ ヨシカネ)とならんでアイドルが演じる美少年。
父親の矢頭長助はこの近くで病死、困窮し路銀にも事欠いていた右衛門七が討ち入りに参加出来るよう、当地の里人が銭五貫文を合力して送り出したという伝承があります。そして討ち入り後、大石内蔵助良雄(オオイシ クラノスケ ヨシオ)が里人の義心に感じ、世話になったお礼と供養の為に、と金子五両を届けたという後日談も残っています。
左の「刀擲振剣信士」と戒名が記されているのが右衛門七、右が長助のお墓です。右衛門七のは東京の泉岳寺にもあるので、こちらは供養墓なのかもしれませんね。
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矢頭右衛門七の顕彰碑で碑には「矢頭教兼碑」と記され、「明治元年十一月建」となっています。
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日蓮宗浄祐寺本堂(左下隅に少しだけ映っている二つ巴の紋が在る石造の囲いは矢頭教兼碑の一部です。)
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寺務所にあったお知らせ。引き戸に貼ってあるのが、顕彰碑の写真右端に写っています。
(私は、日本の多くの宗教がこういう寛容さをもっているのを密かに誇りに思っております。)
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大阪市北区堂島3 浄祐寺