こんにちは!
十条銀座「誠真堂鍼灸院」院長の東です。
家を建てるには、土台となる基礎工事が
とても大切になります。
基礎工事は、初めに地盤調査を行い、
軟弱な地盤であれば硬いところまで杭を打つ
地盤改良工事を行います。
そして、その上で
地震の揺れにも強く、湿気で腐食しにくい
土台を築いていきます。
このような様々な対策を基礎工事で行うことで、
どんな家でも支えられる揺るぎない土台が
完成するのです。
しかし、基礎工事は
作業自体が地味であり、
しかも家が建ってしまうと
目に付かなくなってしまいます。
しっかりした基礎工事がなくても
ある程度の家は建てられますし、
外見上は何ら変わりありません。
また、基礎工事を手抜きしたとしても、
事故や大規模な災害などがなければ、
発覚することもありません。
手抜きしたくなる要素が
たくさんありますね。
◆スゴい技術の裏にある基礎
これは、何においても同じことが言えます。
基礎を固める作業は、いつも地味で、
しかも一番つまらなく、
モチベーションを保つのも簡単ではありません。
毎回、同じことの繰り返しですからね。
私が、拳法を習っていた時もそうでした。
師匠や先輩方のカッコいい技に
どうしても目が行ってしまい、
いつまでこんな単純な練習を繰り返すのかと
イライラすることもありました。
しかし、ある程度基礎ができてくると、
本当にスゴい先輩ほど
基礎がしっかり出来ていることに気付くのです。

まさに、揺るぎない土台。
師匠や先輩の重厚な技の裏にある
確固たる基礎の土台が見えたとき、
それまで繰り返してきた単純な練習の意義が
とてつもなく大きなものだということが
分かるのです。
◆求められる人間になるために
そして、これは医療においても
同じことが言えます。
東西どちらの医学も、
基礎的な知識や技術の習得があって
初めて様々な患者さんの苦しみに
対応することができます。
例えば、私の院で行なっている紫雲膏灸。
とても奥深く、さらに応用範囲が広い
素晴らしい灸療法です。
しかし、その習得には時間を要します。
まずは、もぐさの捻り(ひねり)ができるまで
相当な月日が必要です。
来る日も来る日も、同じことを繰り返します。
そして、それが出来たら
今度は燃やしたもぐさの灰の上に
さらにもぐさを乗せるという
難関な作業の修練があります。
それが出来て、初めて
その紫雲膏灸の臨床での使い方を
学ぶことになります。
もちろん、鍼においても同じです。
鍼というと、どうしても
ツボの効果に意識が行きがちですが、
一番大切なのはしっかりとした診断力です。
内臓と諸器官や経絡の流れなどの知識を習得し、
患者さんのお身体の状態を正確に診ることができて
初めてツボが活用できます。
それには、しっかりとした
東洋医学の基礎知識が必要です。
何においても、盤石な基礎固めが必須。
そうすれば、その上にはどんな家でも
建てることができます。
私は、「もしも」のときに
必要とされる人間になりたい。
だから、まだまだ基礎工事の期間が続きそうです。
誠真堂鍼灸院 東洋史
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