ドングリクンパパのブログ -3ページ目

これ、ほんといい!!ボウズとパパで奪い合いになるのでなんと2個目買っちゃった!

 

 

(1)からの続き

 

高校卒業時をお勧めするのは他にもいくつか理由があります。まず現在FIFAの規定で18歳未満は海外の公式戦に出場できません。バルサにいた久保選手が帰国してFC東京に入ったのもこの規定の適用が始まったからですよね。現在は更に厳格になっています。

 

 

つまり18歳未満でサッカー強豪国に留学しても公式戦には一切出られないのです。そして海外チームは日本より公式戦を中心に回っています。練習試合やカップ戦は日本より断然少ないです。つまり18歳未満の海外留学は試合経験不足と確実にセットなのです。

 

莫大な費用をかけて試合にまったく出られない、、、これはあまりにも痛すぎます。サッカーでは試合が最も大切な経験です。日本のレベルが既に十分に高いのに、試合に出られないのを分かって海外に長期行くというのはかなりのリスクになります。

 

ただ1年間休学して行くなら話は別です。帰国後に元の学年からやり直しになるのでトータルで日本における経験は減りません。ただしそこには別のリスクがあります(後述)。また夏休みはチーム活動ではなくサッカーキャンプなので、そこで試合に出ることは出来ると思いますが、あくまでも紅白戦のようなものになってしまいます。

 

その点高校卒業してからならまったく問題ないです。バッチリ出られます(ただもちろん実力不足で出られない場合はあります)。更にもうひとつ大事な事があります。

 

高校卒業後すぐなら現地でトップチームが1~2部所属のU19育成チームに入れる可能性があります。20歳を超えるとそこからアンダーカテゴリー(育成チーム)に入ることはぐっと難しくなます。

             

例えば同じ5部でも、「トップチームが5部」と「U19チームが5部」では練習環境、レベル、気合いがまるで違うそうです。上位レベルチームのアンダーカテゴリーに入る、これがまず大きな目標になると思います。すると大卒では遅すぎるのです。

 

ちなみにボウズは既にU19は諦めてます。予算の都合(パパは1円も出せないので自分でアルバイトして費用を作っている状況)、晩熟の身体、ビザもろもろの関係です。まあやれる範囲でベストを尽くすのみです。でも可能ならU19目指してチャレンジするのが良いと思います。

 

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サッカーが本当に好きで頑張って、でもJリーグには入れなかった。それでもまだ諦めず更に大学卒業後に海外チャレンジする、そんな人もいます。僕はそういう人が大大大好きです。ただ逆に大学入学前に海外に出て1~2年頑張って、そこから日本の大学に入ってJリーグを目指すというのも非常に良いのではと思います。

 

その作戦なら万が一プロになれなかった場合にも新卒で就職活動出来ます。海外に2年いた経験を持ちつつの新卒は間違いなく就職に強みとなりますが、大卒後2年海外に行ってしまうと就職はもう中途採用と同じ、極端に不利になりますよね。

 

18歳以上なら公式戦に出られる、海外アンダーカテゴリーを狙う、帰国後大学で試合に出る確率、Jリーグに入れる確率を高める、万が一プロになれなかった場合の就職にも一切デメリットがない。こう考えるとやはり高卒すぐ大学を休学しての海外は非常に面白いのではないかと思います。

 

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ただ一般的には、、、日本においては高校サッカーがひとつの区切りなんですよね。小学生のサッカー少年やその親御さんが夢見ているのは「高校サッカー選手権」だったり、アオアシの舞台でもある「プレミアリーグ」だったりするわけです。

 

大学サッカーなんて関係者しか見に行きません。選手権のようにテレビ放映されたりニュースになったりも一切ないです。大学サッカーに憧れを持っている小学生なんて誰もいない。日本育成年代の最高峰なんですけどね。

 

つまり高校卒業後に留学?なんて聞いても、恐らく小学校年代の親御さんだとまったくピンとこないと思います。僕も多分そうだったと思います。「は?それもう華の高校サッカー終わってんじゃん。それから行って意味あんの?」そう思っちゃいますよね?

 

でも実際に高卒でプロになるのはわずか0.12%です。例えば1000人の高校サッカー選手がいるとします。そのうち高卒でプロになるのはたった1人です。更にそのうち900人はサッカーをやめてしまいます。大学でサッカーを続けられるのは残りのたった99人です。

 

しかしその99人に入ることが出来れば?そこから2人プロになるくらいの確率です。つまり高校では1000人に1人、でも大学まで生き残れれば50人に1人まで確率が上がります。現実的に考えるのであれば、大学サッカーをしっかり視野に入れておくべきだと思います。

 

そして大学で活躍する確率を間違いなく飛躍的に上げることが出来る、それが高卒直後の1年サッカー留学なのです。

 

続く(続いて晩熟対策としてのサッカー留学について!)