いや~、そう考えると海馬が小さいってほんと残念だよな。逆に海馬巨大系の子はほんと羨ましいな。聖徳太子なんて海馬がかぼちゃくらいデカかったのかもな(笑)。それに比べてうちの子は、、、って気持ちになるよな。持って生まれた才能の違いってほんとに大きいのだ。
ところがところが?
実はこの海馬、なんと!後天的にサイズを大きくできるんだってさ!!つまりやり方次第でなんとワーキングメモリの容量を上げられるんだよね。これまで脳細胞の数は生まれて1~2カ月が最大値、それ以降は減る一方とされてきた。いまだにそう書かれている下記のようなサイトも沢山ある。
しかし近年の研究では脳細胞の一部は死ぬ直前まで新たに生まれ続けることが分かっている。その死ぬ直前まで新細胞が生まれる脳の一部こそ!?海馬だ!!
しかし海馬は非常にデリケートなもので、実はちょっとしたことで細胞が死んでしまったりもする。つまり海馬は常に増えたり減ったりしている。そして様々な研究によりどうすると増えるのか?またどうすると減ってしまうのかも分かってきているのだ。
だったらなるべく増えるようなことをして、なるべく減るようなことをしないことだよね?そしてこれを知ると中学受験で親がムキになっちゃって子供にムリな勉強を強いることが如何に本末転倒なのか良く分かるはずだ。
■海馬の細胞が増える行動
*良く寝ること
*運動すること
■海馬の細胞が減ってしまう主な原因
*寝不足
*ストレス
↓海馬を増やす方法
↓睡眠時間と海馬サイズ
↓ストレスと海馬
パパは何度も何度も書いているんだよね。中学受験は子供が進んでやりたがるならなんの問題もない。勉強が楽しくて仕方ない子(そういう子も一定数いるからね)とか、そこまでではないけど大変でもやりきるぞ~っと心から自分で思えている子がやるなら中学受験は間違いなく良い経験になる。
でも実際はそうじゃないパターンが多すぎるでしょ?新聞にも中学受験における教育虐待のシリーズが連載され、ネットでもそんな話ばかり、それを題材にしたマンガも多数。そして中学受験をきっかけに不登校になった話もそこらじゅうで見かけるよね?そして実際日本の不登校児童はわずか5年で2倍以上に増えている。
1)睡眠不足で海馬縮小!
2)度を超えた長時間受験勉強のストレスで海馬更に縮小!
3)勉強しなさい!なんでこんなことも分からないの!的な親ストレスで海馬更に更に縮小!
4)受験の為にスポーツやめちゃったりして海馬増大も停止!
中学受験したばかりに肝心の地頭が損なわれちゃった、、、そんなことになるくらいなら中学受験しない方が断然良い気がするけどな。地頭損傷、親子不仲、不登校、勉強アレルギー、そんな多大なリスクかけてやるほど中学受験って莫大なメリットがあるのかなあ?
高校受験がない分ラクが出来ます!って言ってる人いるけど、不登校になった子の話を読むと、大概親が子供にそう言っていて、でも実際中学入ったら入ったで進度早くて結局また塾や勉強に追われる日々に心底うんざり、話違うじゃねえか!お前(親)のせいだ!!なんてパターンがめっちゃ多いよ?
逆に教育虐待をしてしまった親御さんの話を読むと、親が頑張らないといけない!そう思い込んじゃっている人が多い。自分で自分と子供を追い込んじゃっているんだね。親はむしろなんにもしないくらいで良いと思うけどな。親のやるべきことは、子供の話を「うん、うん、そうなんだ~」と良く聞いてあげること、ほぼそれだけなのかもってとパパは思うんだけどな。
1)中学受験しても睡眠時間は決して削らない
2)子供が強いストレスを感じるほど長時間の勉強はさせない
3)親は勉強しなさいとは言わない
4)スポーツも適度に続ける
中学受験するならなるべくそういう感じでやれると良いよね。そうすると子供はごく自然にのびのびやれるからね。今回書いた海馬の話、現在の度を超えた教育虐待的中学受験の歯止めになる可能性が少しあるんじゃないかと思うんだよね。子供を怒鳴ったり追い込んだりしたら肝心の地頭が悪くなっちゃう、、、そう思ったら結構叱るの我慢できるかもしれないよね。
というわけで海馬と上手に付き合って地頭育てちゃおう、そんなお話でした~。とはいえ、元々海馬小さい子が色々上記の事をやったとしても、生まれつき海馬が巨大だったりCPUが超高性能だったりする子のようになれるわけじゃないと思う。期待し過ぎは禁物だね。
でも才能やお金があっても幸せになれるとは限らないからさ。仮に海馬のみならずあらゆる才能がなくても、常に相手の事を思いやれる優しい子には育てられるはず。案外それが子供の幸せへの近道かもしれないよね。
半端な才能は今後AIの前に色あせていく可能性もある。子供の能力よりももっと子供の心に注目する、今後それがより一層大事になるかもしれない。そして「心」に注目すると自然に「能力」も上がることが多い、パパはそんな気がするんだよね。
(A2:運動!について詳しくはまた次回!)