FC東京アドバンスセレクション | ドングリクンパパのブログ

え~と、、、またもさっくり落ちたのである。なんというか、もう笑ってしまう。とにかく箸にも棒にもってことだ。要するにボウズはへたくそなのだ。センスがないのか才能がないのか、とにかくどうにもこうにもだね。

 

今回はしかもパパはどうしても仕事で見に行けず、ママも仕事だしベビーちゃんいるしで、結局ボウズはひとりでセレクションを受けに行った。初めての場所で地下鉄の複雑な乗り換えもあるし、帰りは夜になるので心配だったが、無事にきちんと行けた。ま、良い経験だね。

 

でも現地には最近土日朝練の常連たくママさんのところのTくんがいて、楽しくやれたみたいだ。ちなみにTくんは1次見事に合格!2次もぜひ頑張ってほしい。そして実はこれでパパ練からJセレクションの一次合格者は3人目!

 

去年ヴェルディにはチームメイトのNとAが受けて二人とも一次は見事合格(ボウズはこの時怪我で受けられなかった)。そしてTくん含めて3人の一次突破くん以外にも同じようなレベルでやれる子が数人いるぞ。パパ練、結構レベル高いじゃん!

 

でも残念なことにボウズは一度も合格しない。無冠の帝王?パパ練では、、、5年生まで含めてボウズに11で勝てる奴は一人もいない、、、のだが、ま、「あの芸人、楽屋では面白いんだけどなあ、、、」っていう感じ?()

 

ともかく何かが足りねえんだろうね。なんかこう、持ってない残念な男なんだろうな、パパと同じで()。でもね、小学校3年生で焦る必要は何一つねえよ。特に仲間が一次とはいえ3人も合格しているなんてえらくハッピーなことだよな。日々そいつらとやれるんだし、今やるべきことは十分やれているんじゃねえのかな。

 

今はまず、今やっておくべきことをひたすらやっておけばいいんじゃね?プロでも代表に呼ばれそうで呼ばれない、そういうレベルの選手は決まって同じことを言う。プロになってから基礎の大切さを痛感しました、小学生の時にもっとやっておけばよかった、と。

 

もっとやっておけば良かった、の筆頭に上がるのがやっぱりドリブル。そして次にトラップ、キックと続く。楽屋受け芸人(?)のボウズはやっぱりパパ練という井戸の中ではどれも人一倍しっかり積み重ねているようにも感じる。

 

とにかく今、やれるべきことをやるしかない。本当にそれしかない。例えば今回FC東京アドバンスを受けた子は全部で560人、その中で最終合格者は30名程度。でもプロにまで上がるのは合格者の中のわずか1%だと言う。つまり合格者の中で3年に1人くらいの割合だ。

 

そしてそうやって恐ろしいまでの激しい競争を勝ち抜いて、東大より遥かに難しいといわれるプロになった、そして3年で解雇、20代半ばで就職活動に悪戦苦闘しています、というのが大半、それが現実。つまり、今小学校3年生、セレクションに合格しただの落ちただの、プロを目指す道のりで言えば本当にどうでもいいことなんだな。

 

ええ、ええ、もちろん負け犬の遠吠えです()。でもボウズとパパの目指しているのはメッシでもなければ、クリロナでもなければ、中村俊輔でも遠藤でも本田でもない。パパとボウズが常に意識しているのは中澤だから。

 

「いつも大半の選手よりも早くクラブハウスに姿を見せる。身体を温めるためにまず自転車をこぎ、筋力トレーニングへと移行、次にバランストレーニングで体幹に刺激を与える。一汗かいたところでシャワーを浴びてグラウンドへ。その時はすでに全力でチーム練習に挑む準備が出来上がっている」

 

ブックオフで見つけたZONEという雑誌に載っていた。大概の選手はアップメニューから徐々に身体を温めていくが、中澤はスタートからエンジン全開。なぜそこまでするのか?

 

「自分は下手だから」

 

サッカーに対する姿勢という点ではひけを取らない中村俊輔が、それでも1年に1~2度身体が重いと感じながら練習することがあるけど、中澤にはそれすらない、と驚く。「年に2回でも10年のスパンで考えたら20日の差が出るんだよね」と中村俊輔は言う。

 

ボウズはサッカーが好きだ。だから毎日ボールを蹴っている。でもそんなことは努力のうちに入らねえと思うんだよな。だってサッカーが好きなんだぜ?サッカーを好きな奴がサッカーの練習をする。そんな楽しいことが努力のはずないじゃん。

 

朝練なんて頑張ったことにならねえんだよ。だって楽しいからやっているだけじゃん。ボウズにもその話をしたんだ。好きなことを朝からやっているのが努力の訳ないだろ?と。するとボウズは、確かに!だよね~、と言って笑った。

 

でもね、最後に生き残るのはやっぱり努力した奴なんだよ。じゃあ何が努力なの?って話さ。パパは思う。例えばまず怪我をしない為の努力。あらゆる種類のストレッチやバランストレーニング。中澤は日々の食事から徹底して修行僧のようにこだわっているし、夜更かしも絶対しない。

 

10年のスパンで考える必要があるんだ。だからどんなにパーティが盛り上がっていてもボウズは必ず8時には家に帰って8時半には寝る。他の子は大人と一緒に10時までワイワイやっていてもな。盆正月クリスマス、関係ない、だって年に3日夜更かししたら、10年のスパンで考えた時に30日の差が出るんだからな。

 

例えば自分の足元にボールが転がってくる。お~い、それ取って、と仲間が言うので蹴り返す。その時にどこまでこだわって正確で早いパスをおくれるか?それが努力なんだよ。遊びの時間、ただ、友達にボールを返してあげるだけ、その時にどこまでこだわれるか?

 

ボールをいじっていたら、パパ、なんか面白い技できたよ!とボウズが報告に来る。オリジナルの抜き技だったり、変なボールタッチだったり。でもね、そこで終わったらダメなのさ。それをノートに書く、そしてそれを繰り返し練習して自分のものにする。

 

小さなことの積み重ねなんだよな。例えばパパとママは自分で美味しい料理が作れたら簡単にメモを取っておく。ちょっぴり面倒だけど食いしん坊だからさ、もう1回食べられるようにとなるべく書いておくんだ。ほんのちょっとしたことだけど、そうやって書いていたメモが10年経ったら300ページ近くになっていた。

 

同じように10年料理を作りづづけても、メモを取ったパパと、仮にメモを取らなかったパパでは料理の腕に膨大な差が出るよね。これは単にパパとママが食いしん坊なだけだけど、でもパパが考えている努力とはそういうことなんだよな。そしてそういう観点から見ても、ボウズは本当にまだまだだ。しっかり努力できているとはとても言い難い。全然だよ。

 

セレクションに合格するしないなんて、どうでもいいんだよな、今は。今この年代で一番大事なことはまずとにかくサッカーをとことん楽しむこと。そしてその上で、努力する姿勢を徐々に身に付けていくことだ。楽しいからこそ努力ができる。でもボウズはまだまだただ楽しんでいるだけ。まだまだ姿勢ができていない。中学までにその姿勢をきちんと作れるかどうか?

 

セレクションに合格うんぬんよりずっと大事なことだとパパは考えている。ま、もちろんボウズがセレクションに落ちてやっぱりちょっと悔しいのでそういう話を無理やり作ったんだけどな()