34.薬師山(五城目町馬場目)

 

標高:395m

駐車場:なし

トイレ:なし

登り片道:16 分 (黄色い柵から)

スマホ高低差:50m

おすすめPoint:山頂からの眺めがいい(過去最高です)。

   (熊くまの縄張りです、近づかない方がいいと思います)

歴史:薬師山は薬草採集の山で、古くから薬師信仰の霊場とされた。

馬場目の森山と呼ばれる薬師山頂の祠(ほこら)に、石造 薬師如来坐像が祀られていた。

その山麓には中村の安養寺(廃寺)や、今も怯羅陀山信仰が伝えられる水沢の松樹院などがある。

昔、山頂の祠(ほこら)がこわれた時に、この薬師仏は安養寺境内の薬師堂に移され、同寺が廃寺となった時に個人宅に移されたという。

石像は昭和61年3月13日 有形文化財に指定された。

両手でかかえたやや大きめの薬壺は、この仏像が薬師如来であることを示している。

江戸時代から薬師山は女人禁制であったため、山頂に祀られていたときは男薬師と呼ばれていた。(五城目町教育委員会 生涯学習課)

 

ちなみに、女薬師は安養寺境内(里宮)に薬師堂が建てられ、男女一対になって祀られていた。安養寺が廃寺となったとき個人所有となった。

画像は 五城目町指定文化財 73, 74 から転記いたしました

 

今も山頂に小さな祠(ほこら)があり、近年改修されている

大平薬師:雄和地区 の薬師信仰とは「薬師」の意味が違うようですね

 

五城目テレビ中継局が置かれています

1978年(昭和53年)にNHK五城目馬場目中継局は廃止され、

2008年(平成20年)12月19日にデジタルテレビの中継局として開局した

 

道案内

二体の「薬師如来坐像」、とても優しい表情ですね。実際に見てみたいです。

もし、山頂にあったなら、ぜひ拝みに行きたいですね。

薬師山は遠くからでも目につきます。頂上の岩肌と鉄塔が目印です

 

Navi.で「広徳寺(018-852-3472)」と検索します。

広徳寺には入らず、写真の看板「史跡 」を右折します。

「史跡 馬場目城跡」右差し

あとはMapを見ながら東へ

道は舗装ですが、細いので、私は🏍 + スマホNavi. で来ました

 

看板は全くありませんので、Navi.だけが頼りです。

交差点は二箇所!!

個目の交差点は直進

個目の交差点は右折です

後ろを振り返り「環境保全植樹」の看板を確認してください

思い込みとは恐ろしいもので、この写真を撮った後、左折してしまったんです。

(一本道だと思い、Navi.はoffにしていました)

知らない場所に降りてしまいました~えーん かなりのタイムロス

Navi. on で戻りましたので、電力 ロス

 

さて、「環境保全植樹」の交差点に戻ってきました。

今度は間違えずに矢印に進みます。

 

すると、いきなり、深い池ガーン 一瞬ためらいましたが、進むしかありません

泥にタイヤを取られながら、、、泥水を巻き上げて、、、一気に、、、

 

次は、イタドリ(大きな葉っぱの雑草)の攻撃です。

イタドリが道におおいかぶっています

 

山道を登り、左折できるところがないか注意深く進みます

左側を注意しながら登っていくと、頂上付近で、ありましたびっくりマーク

(写真はストリートビュー(予習済み))

 

実は二本、道があります。

黄色い柵がある(本当はこっちが正しい)

その右の、車が通れる所を登りました。

Net. で「鉄塔を目指す」と書いてあったのでバイクで登れる所まで登りました

鉄塔の右側は恐ろしいくらいの草むら

 

でも、ここからスタート。フェンスに沿って山を登っていきます。

 

不思議な事に、ここにも道があるんですよ。

 

途中、はしごもありました。

 

をかき分け、上へ上へ登っていくと、道に出ました。

(ここで、黄色い柵が正しい道だったんだと気づきました)

 

しかし、道はイタドリに覆われ、ほとんど先が見えません

 

仕方がないので、YAMAPアプリを起動、GPSで現在地を確認すると、

この道の先が山頂方向でした

 

平らな道が、上り坂に変わりました。

(イタドリの枝はできる限り折りました)

あれ、広場に出ました。

 

すごい眺めです。これだけでもここに来た価値があります飛び出すハート

森山、高岳山、

男鹿半島、日本海も見えます

 

このコンクリートが、山麓から見えていたんでしょう

でも、山頂はこっち、

 

ここに階段があります

 

祠(ほこら)がありました

以前は、薬師如来像があったんでしょうが、今はお札だけでした

お賽銭箱はありませんでした。扉を開けると、そこにはカマドウマの大群

早々に扉を閉めて、立ち去りました

「安養寺」「薬師如来」「仏像」ほとんど仏教ですが、ここには鳥居があるんだ?

(それが、山岳信仰というもの)

 

三角点は? が生い茂っていて見つけられませんでした。

 

さて帰り道は、電波塔が目印です

まるで「ヘリポート」みたいですね昇天

昔の電波塔の跡かな?

 

マタタビの木がありました。ここが来た道との合流付近です

    
《マタタビ プチ情報》
旅人が疲れたときにこれを食べると元気が出て「また旅」を続けたという説がありますが、アイヌ語のマタタヌブ(マタは冬、タヌブは亀の甲)に由来するという説が有力なようです。
白い部分がマタタビラクトン(猫科の動物を陶酔させる物質)です。

今度は、正規ルートを下ります。

 

そこで、、、「グォー」「カサカサ」びっくり

かなり低い声の唸り声、、、大型の動物の声、、、

(イノシシは豚のような鳴き声ですので)、くましか考えられません

 

鈴を何回も振りながら、来た道を3歩戻って(でも上には逃げ場がない)、

また3歩下って、(熊は逃げようとすると追ってくると言いますが)、急ぎ足で、、、

 

「あれ、バイクは大丈夫かな?」

私、バイクで登山する時は、大きなリュックに、登山用の小さなリュックを入れて

リュック in リュックで乗車。

登山口で、大きなリュック(着替え、食料)はバイクにぶら下げています

熊ちゃんが興味を示したら、、、大変だ~ガーン

 

黄色の柵」まで降り、武器を準備

決死の覚悟でバイクの場所まで登っていきますプンプン

月輪グマって「ネコ科」?、マタタビで酔っぱらって大暴れしてたら、、どうしようショボーン

(実際は「ネコ目、クマ科」でした)

 

幸い、熊の声はあの時の1回だけで、バイクに辿り着けました

エンジンスタート!「ブオーン、ブオーン」爆音を鳴らします

リュック on リュックで、ヘルメットはかぶらず、急いでこの場を離れました

 

もう、マイナーな山の藪の中には入りません!!

 

家に帰って、Net. で「熊の鳴き声」を調べました

「モー、モー」これは赤ちゃん

動物園のクマは? なかなか鳴かないみたい、

唯一、ヒグマの威嚇する声に似ていました。

 

私はスズを鳴らしながら、自分の居場所を知らせながら歩いていました。

きっとくまも、自分の居場所を教えようとしたんでしょうね。

(きっと、母熊の威嚇ニコニコ)

 

今考えると、鉄塔の横の道、薮の中でバッタリ出くわしたら、、、

と思うとゾッとします叫び昇天