20.高岳山(たかおかやま)(八郎潟町)

 

標高:231m

駐車場:常福院の上に浦城跡の駐車場があります

トイレ:簡易トイレあり(一応水洗)

登り片道:28分 (鳥居から)

スマホ高低差:170m

おすすめPoint:中腹の鳥居(通称:中の鳥居)からの眺めがいい。

       八郎潟、男鹿半島が一望できる。山岳信仰の山です。

歴史:古くから高岳は神のこもる山として人々から崇拝されてきた。

平安中期、山獄仏教の聖地として祭神に須佐男命(スサノオノミコト)を祀り観音の黄金仏をご神体とした社堂を創建したと伝えられている。

「叢(むら)雲の滝」の岩肌に梵字が彫られている。当時の信者は山伏と同様の修験道の掟にしたがい滝でミソギをして身を清めたと言う。

その後、副川神社(そえがわじんじゃ)が山頂に再興され、日本最北の式内社とされた。

注:式内社とは、延長5年(927年)にまとめられた〈延喜式神名帳〉に記された3132座,2861所の神社のこと(秋田には3社あります)

 

山腹の第3の鳥居(通称:中の鳥居)の石灯籠は、かつては永久常夜灯で、八郎潟を行き来する船にとって灯台の役目を果たした。

 

菅江真澄(江戸時代後期の旅行家)がこの地を訪れ「霞む月星」(1806)に記録を残している。

 

「梵字」=インドの仏教、「修験道」=仏教(密教)の一派 ですので、山岳信仰の山に

大曲の神宮寺山から「副川神社」が引っ越してきて、複雑な歴史となりましたね。

1868年に「神仏分離令」が発令されるまで、「神仏習合」と言う時代がありましたから仕方ないですね。

道案内

高岳山(たかおかやま)は八郎潟町の北側にあります。国道7号線と秋田自動車道の間です

五城目町との境界線を示します。森山(五城目町(八郎潟町))の斜め北の山です

 

Navi.で「副川神社」と検索しても出ませんでした

「常福院(018-875-4611)」と検索します

常福院の手前を左折し、

細い道をどんどん登ると砂利の「浦城跡駐車場」があります車

車、数台は止められると思いますが、ゴールデンウィーク(5/6)なのに私以外いませんでした

 

ちょっと看板を見ておきましょう

 

 

一礼し、⛩をくぐり、スタートです

 

すぐに里宮がありました。無人です。賽銭箱もなく、お祈りは山頂かなはてなマーク

 

御神木でしょうか?

御神木の間から森山が、、、こちらも山岳信仰の山  (かんなび ですね~キューン)

 

第2の⛩をくぐります

 

登山道はずっと杉並木、さすが神社の山です。階段が整備されてますニコニコ

急勾配ではなく、程よくカーブがつけられている

 

第3の⛩(中の鳥居)に着きました。これが常夜灯の石灯籠ですねびっくりマーク

確かに、八郎潟から見えそうです

ここの眺めが最高でした。トンビが飛んでいました

 

鳥居をくぐると、割れたブナの木

その間に、新しいブナの芽が出ていました。なんか神秘的ですね音譜

 

杉林のくねくね道です(地図上は直線ですけどね)

 

ありました、神社びっくりマーク

 

第4の⛩をくぐりゴールです。山ツツジが綺麗です

 

その反対側に「太平山三吉、、」さすがですね、太平山、

こっちが山岳信仰ですね

 

でも、山頂は、実は神社の裏にあります。

 

神社の左側を進むと、小高いところに、

「標高二二一米」はてなマーク あれ231mのはず

北緯、東経はあってます

 

さらにその先(東)に進む道がありましたが、どこへ行くのか? 

看板もないので、冒険しませんでした。

(後でわかったんですが、少し北にある鳥越山(221.7m)(一本桜の見晴らし台)への道でした)

 

里宮に下りてビックリ! 「大平山」の石碑

比較的新しい物だと思います。副川神社の境内に山岳信仰の象徴が?

副川神社は、祭神が「須佐男命」であるはず、

擬人化した神様と、やおよろずの神が共存するなんて不思議ですね

 

 

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この後、おとなりの山「浦城跡(本丸)」に行って来ました。

標高121m

歴史的価値はありますが、

山に名前があれば100名山に加えるところでしたが、、、

かなり人間の手が加えられていますし、

残念ながら私のリストには入れませんでした。

 

「浦城(三浦氏)」の歴史に興味がある方は「八郎潟地域資料館」へ

地域史料館八郎潟町

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登山客、浦城観光客、村人、くまさん、誰にも会いませんでした。

むら雲の滝は見つけられませんでした。

(薬研堀の分岐から北に向かうらしい)