色に喜び色を楽しむ 戦争体験者の方々のアートセラピー | 絵でわかる心のサイン キャッチしよう

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日光の自然の中でリトリートや感情開放、自己表現できる
アトリエどんぐり 親子アートセラピー判定士   

日光からこんにちわ。

「素敵」を引き出す 楽育アートセラピストの山本佳子です。

今日は、日光市在宅介護オアシス支援施設あおぞらさんで、回想法を使ったアートセラピー(芸術療法)で、高齢者の認知症予防や心を元気にする「アートセラピー教室ほめあう会」でした。


高齢者ケアとして注目のアートセラピーに、回想法を取り入れた独自の「楽育式回想アートセラピー」で、6月から始まった教室ですが、
利用者さんに、よい変化が見られて、
施設長さんとも、毎回驚いています。

講師の私も元気をもらったり、人生の深いところから学びの多い、とても楽しい時間です。

今回のテーマは「色を楽しむ、季節を味わう」。

今しか楽しめない、自然の色。
秋が深まる時期の葉っぱの色は、実にたくさんの色が含まれてます。

まずは、たくさんの葉っぱを、見て触って、自分の好きな葉っぱを選んでもらいました。


その後、葉っぱの絵を描きましたが、
今回は、色を楽しむ がテーマなので、
一枚の葉っぱを、じっくり観察して、
葉っぱの中の色を探します。











葉っぱに入っている、たくさんの色で
葉っぱを描き、最後は切り取って、すきな色の台紙に貼って作品作り終了。

その後、恒例のほめあう会で、みんな笑顔で、各々ほめあう😊。
素敵なコメント続出で、みなさんの、感性の広がりにビックリ! 私もしあわせになれる大好きな時間です。

本日の利用者は10名。
みなさん、ご高齢で、87歳、90歳過ぎの方、自称 60  歳、など子供時代は戦争中。

自由に絵を描くことはできない、クレヨンや色えんぴつ等はない時代。
そんなご時世だから、日常の暮らしにも色がありませんでした。赤い服を着ているだけで、「非国民」と言われたそうです。

そんな方々だから、
自由に、絵を描いたり、アート作品を楽しんでほしい、色んな色を感じて、味わって、感じてほしい、と思っています。

「お弁当は、梅干しの赤しかなかったよ。
今は、食事も色んな色があって楽しいねぇ」
という声も。
本当にありがたい時代ですね。

私も、あおぞらさんで、お昼ご飯をごちそうになりました。

手作りで、とても美味しい!

今日もありがとうごさいました。


アトリエどんぐり出張アートセラピー
●高齢者施設への出張アートセラピー、
●放課後デイサービス・児童クラブ等の出張アートセラピー、こどもの絵の読み解きなど
他の施設と差別化したい事業所の方にオススメです。