素晴らしい映画「運び屋」 | ドン前田のフィリピン探訪記

ドン前田のフィリピン探訪記

日本とフィリピンで生活しています。旅行とグルメと飲み会が好きなドン(ニックネーム)です。とかく敬遠されがちなフィリピンの様子を私の生活を通じてお知らせします。よろしくお願いします。

友人が日曜日に映画を観て、素晴らしかったというので、月曜日のメンズデーに観ようと、インターネットで上映時間を調べていたら、友人の観た映画ではなく、クリント・イーストウッドの監督&主演映画の「運び屋」が、今週の木曜日までだというので、そちらに変えて観てきた。

クリント・イーストウッドは、昔から大ファンで、ダーティーハリーもそうだが、10年前に監督&主演した「グラン・トリノ」は、DVDまで持っている。
この「運び屋」は、グラン・トリノと同じ脚本家ということも観る前から期待していた。


久しぶりにスクリーンで見たクリント・イーストウッドは、実際に88歳になってかなり歳をとっているように見えたが、この映画では90歳の役を演じているからちょうどいい。家族から見放されて一人暮らしの主人公は、金が無くなりひょんなことから、運び屋になってしまった老人だが、見ていて悪を感じさせないし、本音で話すのが心地いい。
カフェで、麻薬捜査官役のブラッドリー・クーパーとの会話が彼の人生の懺悔と本音を語る。
最後には麻薬捜査官に捕まってしまうが、そこには彼には家族があり、人生の終わりにやっと家族の愛に包まれていく。
私も還暦過ぎて、家族との時間を大切にして、クリント・イーストウッドくらいまで生きたいと思う。
「100歳まで生きたいという人は、99歳の人のセリフだ」というところが笑えた。