世界記録達成の登山家 高所ポーター置き去りを否定「何時間も助けようとした」
私の山の師匠はK2に2回挑戦している。
そのうち1回は、今回のように先行パーティが遭難し、救助のため登頂を断念した。
帰国して、私に
「見捨てるわけにはいかないし、しょうがねえだろう。」
と屈託なく言った。
今回非難されている登山家は、他の通り過ぎたパーティと違って見捨ててはいないようだ。
8千メートルを越えた世界では、自分を守るのが精一杯で救助は困難だ。
その場でできる限りのことをしたなら非難はできないと思う。
人それぞれだ。
私の師匠は8千メートルの山に何度も行っていたが、第一線はある時期引退し、ご家族とハイキング等に行っていた。自分の判断が狂うと、スポンサーは一切つけず、自分のお金で行っていた。
指は全部ある。
人の生き方だろう。