正月に実家に戻った時、学生時代の友人に

会いました。

毎年、正月は初詣に行ったり、日本橋を

うろついたりしながら、食事をし、近況を

報告しあいますが、今年は少し様子が

違いました。

 

私の場合は、母の状態は安定しており、

私自身も今、勤務している会社とは、

定年後再雇用で基本合意していて

あとは給与、待遇の査定を待っている

状態です。

しかし、ある者は、出身地に帰って

しまった親が体調を崩してしまい、

定年を待たず今すぐにでも帰ってきて

面倒を見てくれと言い出されていて

悩んでいるとか、ある者は、会社の

業績が悪く、定年まであと9か月も

あるのに今すぐ退職してくれと

会社から言われていたりと、大変な

事になっています。

 

今までは、親を見ていても、先輩たちを

見ていても、定年後は再雇用でそこそこ

のお金をもらいながら夫婦で旅行するとか

のんびり暮らして悠悠自適の生活するんだ

とか、退職金で家を建て直すなどどと、

先行きに不安を感じる事はなさそう

だったのですが、昨今は、経済の影響と

親の介護が重くのしかかり、安穏とは

していられない様です。

 

考えれば、我々の親の世代は、60にも

なれば親はこの世にはおらず、子供たちは

巣立った後でした。我々の場合は、親は80代

後半で手がかかる上に、子供たちも巣立つ直前

の最終段階の人が多く、かつ経済の状態もあまり

良くない時代。

統計によれば、夫婦の場合、連れ合いを

亡くしてからもう一人は、平均14.6年

生きるといいます。

つまり、定年してもあと10~15年は、

親の老後に寄り添うこととなります。

例えば、定年後には好きな時にのんびりと

あちこち海外旅行へ行ってみようなんて

夢も親が元気でなければ70を超えないと

できない。

しかし、70を超えると、体力は落ちはじめ

遠出はままならなくなってくる。

加えて経済は、インフレ、円安は進み、不安定。

年金は65歳までもらえない上に、うまく

立ち回らないと60~65歳は、無収入。

かじ取りは難しい時期に差し掛かりました。

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