昨日、雨の中外出し、濡れた路面で転んだ。
あっという間の、出来事。側溝にある、金属製の四角い蓋。
気が付いたら、しりもちをついていた。
傘は、離れた先に飛び、『大丈夫ですかぁ?』、と叫ぶ反対側を歩く男性の声。
『大丈夫です♪』と言いながら、恥ずかしくて、起き上がるのがやっとだった。
あ~あ。
買ったばかりの、傘はヨシッ。
スカートのお尻の部分、少し濡れたけどヨシッ。
ストッキングの膝の部分、少し血がついてるけど、セーフ!!
ティッシュを濡らして、膝を拭き、カットバンを貼った。
一件落着と、体を休めた。
ところが!!ふと見れば、レギンスの膝のあたりが、紅い水玉模様で、カットバンは端から端まで真っ赤っか。
今朝も、シミシミ止まらず、大好きな内科(専門は外科)へ。
地下鉄北仙台駅で降りたら、体が震えて止まらない。
そう、精神科も同じエリアなのだ。
先日の『怖い』が、体によみがえり、ガタガタと震えた。
ニコニコと向かえてくれる、診療所のスタッフ。
震える私に、すぐ気がつき、看護師さんがやって来た。
『今日はどーしたの?あら、転んだ?』
毎回、話しかけてくれる看護師さんは違うけど、カルテの既往歴をチェックしているのがわかる。
呼ぶのではなく、待合室まで出てくるのだ。
そして、前回の看護師さんと同じであるかのように、接してくれる。
先生もニコニコ。
『精神科の先生はね、あなたの事考えて、そうしたんだよ(^-^)』『ここに来ると、安心するの?じゃ、いつでも来なさい(^-^)』
震えが止まる。
膝の傷は、私が思ってたより、少しだけひどかったらしい。
パクって感じの傷だった。丁寧に洗浄し、テープで割れ目を固定してくれた。
『今日は、お風呂はいらないで、毎日テープの上から薬塗って来週またおいで(^-^)』
えーっ!!予定があるので、内心ガッカリ…。
治療が終わっても、寝かされたままだった。
そばで、看護師さんが話し続けている。
『頑張ってるのに大変だけど、辛い時はね、もうちょっぴりだけ頑張って、ここに来てね』
『昼休みも開いてるから、誰もいないところで休めるから』
『話したかったら、誰かが必ず聞くから、ねっ!』
自然に涙が流れた。
わからない不安から、解放されたように、涙が流れた。
『ここの空間がね、泣くのに必要なのかも知れないでしょう?手首切る前に、エイッて頑張って、ここに来て泣くといーよー。泣くのは良いことだからね(^-^)』
包むように話しかける。
ここには、『私の居場所がある』と、診療所がまるごと手を広げていた。
曇り空の中、元気に帰宅。
あそこが、精神科だったらいいのに…。
専門科目だけでなく、患者ひとりひとりに寄り添う、『素晴らしい医療の現場』があった。


あっという間の、出来事。側溝にある、金属製の四角い蓋。
気が付いたら、しりもちをついていた。
傘は、離れた先に飛び、『大丈夫ですかぁ?』、と叫ぶ反対側を歩く男性の声。
『大丈夫です♪』と言いながら、恥ずかしくて、起き上がるのがやっとだった。
あ~あ。
買ったばかりの、傘はヨシッ。
スカートのお尻の部分、少し濡れたけどヨシッ。
ストッキングの膝の部分、少し血がついてるけど、セーフ!!
ティッシュを濡らして、膝を拭き、カットバンを貼った。
一件落着と、体を休めた。
ところが!!ふと見れば、レギンスの膝のあたりが、紅い水玉模様で、カットバンは端から端まで真っ赤っか。
今朝も、シミシミ止まらず、大好きな内科(専門は外科)へ。
地下鉄北仙台駅で降りたら、体が震えて止まらない。
そう、精神科も同じエリアなのだ。
先日の『怖い』が、体によみがえり、ガタガタと震えた。
ニコニコと向かえてくれる、診療所のスタッフ。
震える私に、すぐ気がつき、看護師さんがやって来た。
『今日はどーしたの?あら、転んだ?』
毎回、話しかけてくれる看護師さんは違うけど、カルテの既往歴をチェックしているのがわかる。
呼ぶのではなく、待合室まで出てくるのだ。
そして、前回の看護師さんと同じであるかのように、接してくれる。
先生もニコニコ。
『精神科の先生はね、あなたの事考えて、そうしたんだよ(^-^)』『ここに来ると、安心するの?じゃ、いつでも来なさい(^-^)』
震えが止まる。
膝の傷は、私が思ってたより、少しだけひどかったらしい。
パクって感じの傷だった。丁寧に洗浄し、テープで割れ目を固定してくれた。
『今日は、お風呂はいらないで、毎日テープの上から薬塗って来週またおいで(^-^)』
えーっ!!予定があるので、内心ガッカリ…。
治療が終わっても、寝かされたままだった。
そばで、看護師さんが話し続けている。
『頑張ってるのに大変だけど、辛い時はね、もうちょっぴりだけ頑張って、ここに来てね』
『昼休みも開いてるから、誰もいないところで休めるから』
『話したかったら、誰かが必ず聞くから、ねっ!』
自然に涙が流れた。
わからない不安から、解放されたように、涙が流れた。
『ここの空間がね、泣くのに必要なのかも知れないでしょう?手首切る前に、エイッて頑張って、ここに来て泣くといーよー。泣くのは良いことだからね(^-^)』
包むように話しかける。
ここには、『私の居場所がある』と、診療所がまるごと手を広げていた。
曇り空の中、元気に帰宅。
あそこが、精神科だったらいいのに…。
専門科目だけでなく、患者ひとりひとりに寄り添う、『素晴らしい医療の現場』があった。


最初にリストカットした時、『ゴチャゴチャ言ってないで、薬のんで寝なさい♪』
大した事じゃないと、笑いとばした先生。
あれから1ヶ月。
恒例の、精神科の診察。
今まで、この待合室が大好きだった。
先生の顔を見ると、
安堵した。
長い順番待ち。
連日のリストカットの
誘惑。
切ると、安心すること。
元気になること。
聞いて欲しかった。
そして
助けてもらいたかった。
ニコニコ話す私に、
『じゃ、薬いつも通りね』
何ヵ月も聞いている、同じ文言。
勇気を出して聞いてみた。
『切りたくなったら、どうすればいいですか?』
『それは、自分で考えなさい。』
怖い顔だった。
リストカットで、明るくいられた私は、一気に墜ちた。
待合室の隅で、涙が溢れた。
助けてもらいたかったのに。
先生の言った事は、もっともだと、頭では理解できた。
でも、『怖い』と言う感覚が、強く私を捉えてしまった。
『誰も救うことはできない』
深く思い知らされた。
先生は、一万人もの患者を抱えている。
リストカットなど、日常茶飯事だろう。
私など、軽い患者なのだ。
いちいち、関わってる暇などない。
泣きなら歩いた。
もう、あの待合室は広くない。
私の居場所ではない。
先生に話すのは、止めよう。
多分、もう話せない。
『怖い』から。
大した事じゃないと、笑いとばした先生。
あれから1ヶ月。
恒例の、精神科の診察。
今まで、この待合室が大好きだった。
先生の顔を見ると、
安堵した。
長い順番待ち。
連日のリストカットの
誘惑。
切ると、安心すること。
元気になること。
聞いて欲しかった。
そして
助けてもらいたかった。
ニコニコ話す私に、
『じゃ、薬いつも通りね』
何ヵ月も聞いている、同じ文言。
勇気を出して聞いてみた。
『切りたくなったら、どうすればいいですか?』
『それは、自分で考えなさい。』
怖い顔だった。
リストカットで、明るくいられた私は、一気に墜ちた。
待合室の隅で、涙が溢れた。
助けてもらいたかったのに。
先生の言った事は、もっともだと、頭では理解できた。
でも、『怖い』と言う感覚が、強く私を捉えてしまった。
『誰も救うことはできない』
深く思い知らされた。
先生は、一万人もの患者を抱えている。
リストカットなど、日常茶飯事だろう。
私など、軽い患者なのだ。
いちいち、関わってる暇などない。
泣きなら歩いた。
もう、あの待合室は広くない。
私の居場所ではない。
先生に話すのは、止めよう。
多分、もう話せない。
『怖い』から。


