海を見て、気持ちが落ち着くのは、
一つに繋がっているのを感じるから。

小さな波も、この自我も、
大きな命の流れの一部だと。



マメ
花粉症の季節到来!
目のかゆみには、どれがいいのか?

パタノール点眼液!


と、いきなり偏った事を書きましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

自分は目のかゆみで、コンタクトの検診の際に、パタノール目薬を処方してもらいました。
ワンデーだから、そのままコンタクトの上から点していいよって。
正直アレジオン点眼を期待しましたが(コンタクトにも使えるよう防腐剤が工夫されている※1)、まあ、いいならいっか。

使ってみた実感として、
かゆみは点しててもあるし、ステロイド入りの方がよく効くのだろうと思うけど、
大した病態でもないのにステロイドを常用するのは目の免疫を下げるような気もするし、しばらくはこのまま様子見しようかな、
という感じです。


目薬の薬効には大きく3つあって、
①アレルギーを抑える系(抗ヒスタミンとか)
②炎症を抑える系(ステロイドとか)
③充血を抑える系(血管収縮剤とか)

この3つ目だけは避けるようにしています。※2

3つ目は、即効性があって充血を取ってくれるから見栄えはいいけど、何度も使ううちに効果がなくなるどころか、逆に悪化させてしまうから。
花粉症の季節ともなると、何度も使うのは目に見えてるし、だから市販の目薬を買うときもこれだけは注意しています。

点鼻も同じ。
10日以上使うなら、鼻づまりが悪化してしまうかもしれないから、やめておいた方がいい。
それなら、ステロイド入りの点鼻薬を使った方がいいと思います。


目薬はステロイド入りをまだ使わないと言っていたのに、なんで点鼻はステロイド入りがいいのかと言われてしまいそうだけど、
なんでだろうね。

・・・。
ステロイドは、緑内障や白内障などの目に関連する副作用があるから、あんまり目に近いところに使いたくない、って心理的忌避感があるからかな。

実際は、どうなんだろうね。
(もしデータが見つかれば補足に追記※3)


いつもちょっとだけ書こうと思うのに、つい書きすぎてしまう。笑

うーん。
まとめ。

目薬を買うなら、
先ずは抗アレルギー系を、
それでダメなら抗炎症系も混ざったやつを、
血管収縮剤入りは、発表会の前とかホントに少しの間だけに選んで使うこと。

で、全体として、
マスクとか使って花粉を遠ざける。
いっぱい寝て、便通も良くして(腸内環境が大切)、アレルギーを起こしにくいカラダの状態を保つ。
点眼、点鼻でダメなら、内服薬も併用する。
ってな感じかな。

正直なところ、
内服薬の抗ヒスタミン系は、病院でもらうのと効果が変わらない量で売られてる(アレジオン20とか)から、わざわざ病院行く必要はないと思う。(保険が効くから負担が軽くて済むけど)

市販薬の場合は、セルフメディケーション税制※4 を活用したいところです。

ああ、雪だるま式に書きたいことが増えてしまう。ので、
今日はこの辺にしておきます。



ではでは、花粉のつらいこの時期、皆さんの健闘をお祈りしております。



おわり
 

 

 

 

 

補足

※1 アレジオンの防腐剤について。

→ソフトコンタクトレンズに吸着するとされるベンザルコニウム塩化物。

これを抜いて、リン酸水素ナトリウム水和物、ホウ酸などで調整しているよう。

 

長期接触により、角膜障害の可能性のある防腐剤は、ベンザルコニウム塩化物と、ベンゼトニウム塩化物。

影響が少ないと考えられているのが、クロルヘキシンジングルコン酸塩や、パラベン類(メチルパラベンやプロピルパラベン)。

ワンデーは平気とされていても、コンタクトの上からあえて点す利点は少ないと思う。

 

 

 

※2 血管収縮剤

→テトラヒドロゾリンやナファゾリンなど

 

 

※3 ステロイド、点眼と点鼻で、目への副作用の発現率は異なるのか?

 →二点を比較して較べたデータは見つけられなかったが、

フルメトロン点眼の眼圧上昇が0.13%だったのに対し、ナゾネックス点鼻は頻度不明(臨床試験ではみられず、市販後報告を受けた)となっているため、やはり目に近い部位の方が影響が大きいのではないかと推測。

でも0.13%だよ。ほとんどない。

 

 

※4 セルフメディケーション税制

1/1~1/31までで、(対照の)薬代が1万2千円を超える場合、そこから8万8千円までを所得から控除する。

例えば、対照の薬を1年で2万円買った場合、8千円を所得から引いてくれるということ。

返ってくる(税金として引かれないで済む)分はほんの少しだけど、薬ひと箱分くらいの値段にはなるんじゃないかと思う。

(参考までに・・総所得、330万円を超え 695万円以下の人の所得税は、20%!)