3話目の感想です

テーマにしてるのは冤罪事件だけど、このテーマを扱ってるだけで骨太!ってするのは、私はちょっと言い過ぎに思う、、

なんとなく、随所に違和感を感じる…


・被害者遺族へのアプローチ

恵那が何通も手紙を書きまくる(遺族感情は気にしなかったのかな…)。そのあと、被害者の姉から電話が来る。
妹が下着を売るために犯人と山に入っていった、と説明されて両親はそれを信じ、姉はそんなことあるはずないと信じなかった。

→動機と犯人が親族から見ても違うのは分かってそうなのに、そのままいくもんなのかな?

警察のこじつけと、マスコミの扇動を親は信じた、って言うけど、そこは自分の子どものことを知ってるのは親と家族なんだから納得すると思えないけどなぁ…
だいたいお姉さんは、妹はそんな子じゃない!って思っていたようだし。
警察が松本を逮捕するのは被害者遺族の立ち入る領域じゃないとしても、マスコミの扇動を鵜呑みにするってのはハテナがついた予防


・被害者の姉へのインタビュー撮影

このシーンを見ていて思ったのは、感情論に訴える様子がまさにマスコミじゃないか…って(棒)

もっと事件についての当時のことを語っている様子にするのかと思ったら、マスコミがよくやる「亡くなった○○さんはどんな方でしたか」って誘導するアレで、インタビュイーのお姉さんは涙ながらで、恵那たちはこれ撮りに来たんか…?(なら相変わらずただのマスコミじゃん)って思った…


・斎藤(鈴木亮平)は何しに来たん…?

どうも最初から恵那たちを牽制・監視しているように見えて仕方がない(笑)
彼がこれでいて黒幕だっていうなら、ちょっと安易すぎるけど、そんなことはないよね?w

局の上層部に自分たちの取材内容を却下されてそっこー詰んだ恵那と岸本
(分かり切っていた展開)


自分の立場と葛藤、やるせなさに飲めない酒をあおり、最終的にめちゃ吐く恵那
元カレも思わず目を背ける醜態←

ひらめき……

すまんが、なんでこういう生理的なことを何度もドラマの中でやるのかな…(目を背ける)
そりゃ斎藤も困惑するわ
吐いたり吐いたり傷だらけだったり吐いたり
見ていて不快な人のが多いと思う…

これでドラマの“陰”を表現してるつもりなら、とんだ中2病だぜ…?


摂食障害の既往も、そんなファッションで付けられるようなオプション感覚じゃなぁ…

周りになってた人が何人かいるけど、快方に向かってもなかなか体力は戻らないし、メンタルも不安定、社会で働くことに困難があって根治しにくいのがさらに厄介…

あんなに服もパリッと着こなして、ツヤツヤきらきらして、摂食障害です。って言って走ってるの、はっきり言って変だよ。そこから変…
とまぁ、このドラマの違和感はこういう初期設定から来ている気はするちょっと不満

あんだけオエオエしたあとに、恵那と元カレはキス、一夜を共に明かす
胃液上がってきた腔内でそれ?きついでしょ…(震え)

自分を慰めるにしても唐突、ちょっと情緒不安定なんだろうな浅川さん…って感じに見えて、主人公の病み具合は視聴者どう思ってるんでしょうか…?(苦笑)


このドラマのテーマ、冤罪事件を通して【一度は失った自分の価値を取り戻す】って話なんですね凝視
当方、冤罪事件の深掘り、究明をテーマにしたものだと勘違いしてましたが(よく調べずごめんなさい)、要は浅川恵那がニュースキャスターだった当時、冤罪の可能性があった容疑者を、その可能性を知らずに犯人として報道した“自分の仕事”に罪の意識を感じている

今回事件にあった本当の事実を調べることによって、その罪を贖罪しようとしている、報道に携わる身としての真摯な仕事に立ち返ることが、このドラマのテーマなのかな、と解釈しました

そう考えたら、捜査の描写より、本人のゆらぎに目線が行くのは脚本のもともとの方向なんじゃないかな~と、納得はするかもしれないです

松本さんの冤罪がもし覆せたら、彼の人生の価値も取り戻せる、って意味も込められてるのかな(判決は覆らないだろうけど…)

とりあえず瑛太のうさん臭さが狂気じみてて良かったのと、長澤まさみがね…演技がいまいち……(黙る)