昨日開催された「24時間チャレンジ八丈太鼓のプレイベント」に参加しました。
24時間チャレンジ八丈太鼓って何?
24時間も太鼓を打つの?
そうなんです。
24時間八丈太鼓を打ち続けるイベントが年に1回、八丈島で開催されているんです。
今年は11月9日(土)朝10時~11月10日(日)朝10時までの予定で、今年で15回目の開催です。
昨日はプレイベントですので数時間で終了しましたが、八丈島から太鼓の名手が4人来られ、また遠方からも八丈太鼓の打ち手が多数参加して盛り上がりました。
第1部では1969年から始まった八丈島での流人祭り、昔の八丈太鼓の名手の思い出、八丈太鼓への想いなどが語られました。
素早いバチさばきとレゲエのようなリズムの浅沼亨年(みちとし)さん。
一寸の狂いもないバチさばき、しなやかさ、強さ、太鼓を打つ姿の美しさ、妙技を乗り越えた神技と言われた稲田カエさんのおかえ太鼓など...。
今でも当時の名手の想いが受け継がれているように感じました。
「八丈太鼓では何が大事か」という質問に対して、八丈島の名手などから以下の話がありました。
・上打ちの人と下打ちの人の音の会話が大事。打ち手がノッてくればお客さんもノッてくる。
・八丈島の自然の音を想像して音を出している。上打ちの人と下打ちの人が音の会話を楽しみながら作り上げていくことが大事。
・上打ちの人と下打ちの人のリズムが合わさって1つのリズムを作り上げている。上打ちの人が打ちやすいように下打ちの人はフラットな音を出すことが大事。
・「間」が大事。
・見て頭で考えているよりも実際に打ってみることが大事。
・上打ちの人が求めるリズムの音を下打ちの人が出すことが大事。
「八丈太鼓って何だろう」と時々考えることがあります。
・上打ちと下打ちのコミュニケーションから生まれるグルーブを楽しむ太鼓。
・八丈島の人の想いを感じながら想いを込めて打つ太鼓。
・お酒を飲みながら楽しむ自由な即興太鼓...
今回のイベントはいろんなことを感じる貴重な機会でした。
八丈島の名手の八丈太鼓1(とんこ)
上打ちと下打ちのコミュニケーションが抜群です。
八丈島の名手の八丈太鼓2(おかえ太鼓)
昔の八丈太鼓を想わせる味わいのあるリズムです。
第2部では飲食しながら参加者も交えて八丈太鼓を打って楽しみました。
やっぱり八丈太鼓はこれですね!
24時間チャレンジ八丈太鼓は国内外の八丈太鼓の打ち手が多数参加するイベントです。
八丈太鼓をもっと知りたい方は、是非、24時間チャレンジ八丈太鼓に参加されると良いと思います。もちろん私も参加する予定です。