日本を取り戻すこと | 大器は早成し、小器は晩成する

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自民党が先の総選挙で掲げた「日本を取り戻す」が国民全体に支持されているようです。政権支持率は跳ね上がっています。


今日は「建国記念の日」、自民党の女性幹部は、祝いの会の席上で、自主憲法を制定して本来の日本を取り戻すというような発言をしました。


まさか、聖徳太子の憲法十七条じゃないでしょうから、大日本帝国憲法が施行されていた期間(1890年から1947年)を取り戻すべき期間としているのでしょう。


その期間の何をもって日本の本来といい取り戻すべきだと言っているんでしょうか。


1、国際連盟の常任理事国であったこと→満州事変の調査報告書が気に入らないと、自ら連盟を脱退しました

2、国際軍縮会議に主要国として参加したこと、ワシントン海軍軍縮条約、ロンドン海軍軍縮条約→軍縮下にあっても軍事費は、国家予算の27%(1926年)から44%(1934年)まで拡大しました。

3、あちこちに領土を持っていたこと→朝鮮、千島列島、南樺太、台湾、南洋など、さらに1931年の満州事変で満州国を作って属国化、1937年以降は中国の占領地に傀儡政権を作りました。

4、天皇の神格化(国家神道)→天皇機関説の排撃、南北朝正閏論での南朝の正当化、統帥権の主張


その時代、確かに国権は拡張したかもしれないが、そのためにお金が使われ、国民の生活の向上は遅々として進まなかったような気がするのですが。


そんなにいい時代だったんですかね。幻想をまき散らしているとしか思えないのですが。

もっとも、歴史は現在が作るといいますから、自民党が日本の正しい歴史を作る作業をしているのかもしれません。


僕としては、日本を取り戻すではなく、このような日本(新しい国家像)にしていくのだと言ってほしいのです。