官職に追いやられているキャリア官僚が、テレビや新聞で発言を続けています。
先日は朝日新聞にその主張が載っていました。おもに既得権を批判していました。その批判の内容が正しいかどうかは別にして、私が感じたことは次のことです。
一般社会であれば、組織の方針に逆らうことは、組織から排除されれ収入もなくなることが当たり前です。
このキャリア官僚は、確かに官職に追いやられたかもしれませんが、収入は保証されているし、辞めさせられれば勧奨退職で割増退職金をもらいます。また、名前を売ったので、しばらくはメディアで飯が食っていけるわけです。
こういうのを、キャリア官僚の既得権というのでしょうね。
彼の主張について、僕には官僚批判をキャリア官僚が行うことで官僚に対する国民からの批判のガス抜きをやることで、キャリア官僚全体の利益を擁護しているように思えます。
官僚制度の改革云々は、どのような改善策を作っても実現不可能なのは分かり切っています。
ポリティカルアポインティーにすればよいのです。
今の日本、何かを変えようとすると、その不利益・欠点をあげつらうことが当たり前になっています。改革しろと言いながら改革案の問題点を厳しく追及するということは、改革したくないということです。
周りが納得するような改革案は、実質的には既得権を侵されないから賛成を得られるというのが実態です。