公演総括②
みなさま、こんばんは。
雪かきをされたみなさま、お疲れ様です![]()
今週は年に一度の健康診断があります。
去年からバリウム検査→胃カメラに切り替えた私。(麻酔無し)
幸いスムーズに検査できたのでホッとしましたが、やはり緊張します![]()
リラックスする
遠くをぼーっと見つめる
カメラが喉を通過するときは顎を前に突き出す(空間が広がる)
この辺りを意識すると苦痛が減るそうです。
ドキドキしますが挑んできます。
* * * * * * *
さてさて、
12月10日(水)の公演総括の様子をご紹介しますね![]()
サバオとサケコが再登場!
「鯉のぼりならぬ鯖のぼりと鮭のぼりですね」
とM子ちゃん
うまい!
サバオは後日ご紹介する「打ち上げ」にて登場しますので、
お楽しみに!
前回に続き、装置総括【後半】からスタート!
・設計段階から経費の節減を意識していた
・マテリアル(材料)にまで視野を広げて行きたい
・仕込みに想定より時間がかかり、照明&音響の調整の時間がしっかり取れなかった
・ベランダの前面パネル、芝居的に良いデザインだった
・ブログの写真を通して、自分の目で見ていたのと違う目線から装置を見ることができた
・あたためて来た図面が形になっていくのは苦しくもありワクワクドキドキもあった
・以前も階段客席を作ったことがあるが、今回はその時より舞台装置との一体感があった
・仕込みと装置製作はいくつかプランを用意するといいと思った(コストと時間)
・仕込みの際あまり工数をかけないプランなど、今後事前にシミュレーションすることが必要。
(例:囲うのに予めベニヤやパネルを貼っておくか、現場で布を画鋲で留めるか)
・大黒幕の役割について
・S・N也さんが装置製作や仕込みにフルで入ってくれたのは大きかった
・質感のある良い舞台装置ができ、楽しんでいただけたと思う
などなど。
続いて、照明も務めたYさんの総括です。
オペはIさんでした。
・今回は舞台と客席の位置が逆転し、高さも向きも違うので初めて尽くしだった
・ライトを180度回転させる必要があった
・2作品の舞台の高さが違うので、灯体の絞りがとても難しかった
・移動卓があったおかげで、一階でのオペができた
・今回は40シーンほどだった(『みすゞ凛々』は200越え)
・仕込みをしながらブルーの前灯りやマッチの灯りを追加した
・ベランダの灯りがとても良かった
・祝祭劇場のスタッフの方々に大変お世話になった
・ラストシーン、見上げた「娘」の目に照明が当たってキラキラしていた
・『晴れの日』は「外」を表現するためブルーの灯りを入れた(色温度が上がる)
・会場で作り込まねばならない灯りもあり、マッチや転換の灯りなど追加した
・事前にもっと打ち合わせができると良かった
などなど。
続いて『ザ・シェルター』カノ役を演じたM子ちゃんの総括です。
・今回で2回目のカノ
・前回言われなかった反応で周囲から多かった感想は「策士」
・「子ども」だけでなくカノらしい言い方も心掛けた
・「見る」「聞く」「聞き方」「周りの感情を感じ取ること」を今回特に意識した
また稽古日誌にてM子ちゃんは
「サトコとカノは一見するとまったく方向性の違う性格のように見えるけど
実はやはりこの母にしてこの子ありという母娘。
前回はそこまで意識できなかったけれど、今回はそこまで膨らませて稽古しました。」
と語っていました。
・自分(センタ役のY也君)よりお姉さんだけど、ちゃんと「子ども」に感じられた
・センタとカノのやり取りが楽しかった(前半の嫌がられるところ)
・笑いを起こしてくれた
・カノはこの芝居において「引き金を引く」役割
・策士でもあり一番冷静なキャラクター
①こういえばセンタがどういう反応するか分かっている
②センジュ―ローと本音でやり取りできる
③「今は台風なの?」とカノだけ冷静だった
・分かりやすいパスをくれ一緒に演じやすかった
・存在感があり前回からパワーアップしていた
・白いオーバーオールとボーダーの衣装が良かった
などなど。
続いて『ザ・シェルター』センジュ―ロー役を演じたN也さんの総括です。
・今回で2回目のセンジュ―ロー。
・9月半ばころにはセリフを入れていた。(かつてない早さ!)
・装置の内容が濃かったので、そちらにも時間を使いたかった
・息子と父の関係が稽古を重ねるうちにできてきた。センタにたくましさを感じた
・表面的には険悪だったが、センタが手を付けるまでセンジュ―ローもコーヒーに手を付けなかった
・暗闇の中、センタに「今度、トンボ捕りに行かないか」というところは、
自分の生活と重なるところがあった。言った後暗闇の中ニヤニヤしてしまった。
・カノが線香花火をして叱られるシーン、目を覚ますタイミングをちゃんと見ていた
・「おじいさん」ということはほぼ意識しなかった
・全体のテンポが遅い時はわざと少し早口でしゃべり、スピードアップを図った
・台詞の量も多くて大変な役だったけど、楽しい3ヶ月だった
・台詞にメリハリがあるし、N也さんがいると安心する
・息子(センタ)が困っていることに対して、親父としての想いや
奥にある優しさを今回表現できていたと思う
・去っていく前の台詞「実験はお前たちだけでやればいいだろう」は集大成だった。
(突き放すのではなく包み込む)
・バケツに仕込んだ線香花火、N也さんによる仕掛けだったがとても良かった
などなど。
続いて『ザ・シェルター』サトコ役を演じたYさんの総括です。
・今回で3回目のサトコ
・3回とも旦那さん(センタ)が違った(1回目N也さん、2回目N氏、3回目Y也くん)
・コーヒーを飲むシーン、稽古の時打ち合わせもなく自然とそろっていたのが気持ち良かった
・衣装や枕などいろいろ手をかけてもらった
・この家族で演じることができて楽しかった
・直前に「うふっ」が増えた(K則さんが布団の中で思い付いたそうです)
・あんなにおもしろいところで平然としていられるのがすごい
・優しくて、おっとりした雰囲気が合っていた
・脚本の要求するサトコとYさんの演じるサトコが演出としてイメージがピッタリだった
・サトコの求められる方向性をキッチリ表現できていた
・前回はどう演じるか悩んでいたが、今回は絶妙なポジションで夫婦として成り立っていた
・力が抜けていて、サトコの表情も的確に描けていた
などなど。
続いて『ザ・シェルター』センタ役を演じたY也くんの総括です。
・早くセリフを覚えようとイヤホンを聞いて頑張っていた
・最終的に脚本ほぼすべてのセリフを覚えた
・とてもやりがいがあり達成感があった
・周囲からも「成長した」と好評だった
・感情の裏にある本当の気持ちを理解して演技しないと、芝居がつながらないと思った
・センタ以外の3人はこの芝居の経験者。そんな中、Y也君はとても頑張ってくれた
・最初はセンタ像が見えていなかったが、自分の中で膨らませ役を理解してどんどん良くなった
・演出にとことん聞いてきっちり描こうとベクトルを合わせて来た
・振り幅が大きく、とても演出のしがいのある役者だった
・振り切る単純な演技だけでは『ザ・シェルター』は表現できないが、
自分が持っている魅力やこれまでの経験を崩し、納得するまでもがいて
納得した時の変わりようがおもしろかった
・作者の描こうとしている空気感やテーマを表現できていたと思う
・公演の合間、座布団を持って80年代の曲を口ずさみながら『晴れの日』のベランダを
ウロウロしているのがとっても楽しそうだった
・ブログの写真から表情の変化の違いを感じた。ある時から柔和になって行った
・このお芝居の象徴的な「夕日のシーン」も前回とは見せ方を変えた
前を向くことで「シェルターを出た世界」「自然」を見せたかった
などなど。
『晴れの日』の父の振り返りをみんなで行いました。
・二人の配役の相性が良く、いい親子だった
・台詞が入るまで紆余曲折あった
・お互いの言葉を聞いて感じて返してくださいと伝えていた
・合間を見ては娘と密に意思の疎通をしていた
・本番で舞台に立つとしっかり受け止めていた
・父の涙を見てこちらも泣いてしまった
・N元さんのおおらかさ、表情が舞台に映えていた
・お互いの感情を受け取り、気持ちに集中してやり取りができた
・父が忙しくてなかなか稽古に参加できない時もあったが、
「お父さん結婚式に来てくれるよね」と娘の気持ちを重ね稽古場を温めていた
・自然体でやり取りできていた。N元さんのキャラクターとあっていた
・娘を嫁がせる父親の表情、表に出せる言葉と出せない思いのギャップなど
きちんと表現できていた
などなど。
毎公演、長文の感想を送ってくださるお客様から
今回もありがたいことに超大作の感想をいただきました![]()
公演では前説もがんばったH恵さん。
いただいた感想を代読させていただきました![]()
一同、集中して聴いています。
とても細かいところまで観ていてくださり、
一緒に見に行かれたご家族の様子も書いてくださっていました![]()
M子ちゃん、
「母親目線で綴られた内容やお子さんの純粋な感想に感動しました」と涙…![]()
Sさん、想いの詰まった素敵なお手紙をありがとうございました!
そしてK昭さんの総括。
・観客もシェルターの空間にいるような感覚になっていたと思う
・『ザ・シェルター』のラスト、カノとセンジュ―ローがトンボを捕りに戻って来てまた出ていくのが
境界線を越えていくようで良かった
・やはり最初に越えるのは無邪気な子どもなんだなと思った
おじいさんとの組み合わせも良かった
・中と外の空間や閉塞感が壊れて夕日のシーンに繋がるのが良かった
・階段客席はお客さんも観やすそうだった
今回が今年最後の集まりということで振り返りも行いました。
「2本のお芝居を上演し、大変だったけど時代も雰囲気も違いおもしろかった」
「人がいないのに2本も上演するのは正気の沙汰ではなかった」
「脚本がおもしろかったからこそ2本上演した」
「感性に訴えるお芝居と考えさせられるお芝居の対比が良かった」
「お客様の反応も良かった」
ブログはまだもう少しだけ続きます![]()
それではみなさま、良い一週間をお過ごしください![]()
(くまはち)











































