舞台写真その8
みなさま、こんばんは。
7月になりました。
1月1日に発生した能登半島地震から半年となります。
被災地では今も避難所に身を寄せる方が大勢いらっしゃり、
依然として厳しい状況が続いています。
一日も早い復興をお祈りするとともに、心からお見舞い申し上げます。
* * * * * * *
ときは、日本中にインターネットや携帯電話が普及し始めた頃。
舞台はとある田舎の火葬場。桜舞う季節。
待合室では白装束を着た男が二人、桜を見ながら煙草をくゆらす。
野々村浩介と北見栄治はこれから火葬される幽霊である。
もう言いたいことも伝えられない。しかし、どういうわけか…ボケ始めたおばあちゃんにだけは、
二人の姿や声が分かるらしい。
たまたま一緒になった二組の家族。それぞれの思いが交錯する。
旅立つ二人と見送る人たちの、ちょっと切ないハートフルコメディ!
(チラシ裏のあらすじより)
さてさて、舞台写真をご紹介しますね。
(※写真はゲネプロ時に撮影したものです)
【舞台写真その8】
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【振り返り】
・「北見家」は「桂」協力の元、それぞれのわだかまりが解け一歩前に進むことができました。
今度は「野々村家」の番です。
「浩介さんに、私の言うことを伝えて欲しいんです。」と「桂」へお願いする「礼子」。
・「礼子」が思いのたけを「野々村」へ伝え始めます。一言一言ゆっくりと丁寧に。
野球一筋で、家族より野球優先の「野々村」を毎日頑張って支え、
家にいなくてもひどいと思ったことはないという「礼子」。
だんだん「礼子さん…どうしたの?!」とビックリする瞬間が何度かありましたが、
「もっと一緒にいたかった」「寂しい」という気持ちが溢れ出ていたのでしょう。
・「亮太」と「早紀」も姿の見えない父に向かって思いを伝えます。
「バカオヤジ!」「お母さん泣かせやがって!」「反省しろ!」
「ずっとそのへんフラフラさまよってろ!」 「私たちのそばにいろ!」
二人なりのお父さんに伝えたい思いを爆発させます。
ここは台本のどのセリフにも「!」マークがついていました。
「野々村」は家族の思いを受け止めます。
・そして今度は「野々村」のターン。
カタイ挨拶の後、「亮太」「早紀」「桂」「礼子」に一人ずつ思いを伝えます。
途中、「桂」がツッコミを入れたり内容を改変しているのが楽しいです。
「礼子」への「ありがとう」と「愛してるよ」はグッときました!
(泉の声「浩ちゃん、私たちにも一言あるとうれしかったわ~」)
・骨揚げの時間がやってきます。
様々なシーンで度々聞こえてくるK・イノマタさんの館内アナウンス。
穏やかで優しくて、聞き心地の良いお声でした![]()
「桂」も「礼子」も、見える人、見えない人それぞれが別れを告げていました。
・両家が炉前ホールへと移動し、「野々村」と「北見」はお互いに見つめ合い、
無言で握手を交わします。
もしかしてこの瞬間、二人は成仏したのかな…と思いました。
【舞台写真その9】へ続きます。
それではみなさま、明日も良い一日をお過ごしください![]()
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(熊樫)















































