公演総括④
みなさま、こんばんは。
公演から1ヶ月が経ちました。
世間は夏休みに突入しましたね。
学生の皆さんにとって、楽しい夏休みとなりますように
受験生の皆さん、暑さに負けずがんばってください
すでに社会人ですという皆さん、それぞれの夏を満喫しましょう
* * * * * * *
さてさて、7月13日(土)の稽古場の様子をご紹介しますね。
今回も盛りだくさんです。
「見果てぬ夢」「おこんじょうるり」につづき、
今公演も舞台に音という彩りを与えてくれました。
役者の動きに合わせた繊細な作業が求められたとのこと。
(役者とシンクロしながら、音響操作をしていました!)
K野さんやITOさんの協力の元、音選びから関わりました。
自前のパソコンを使用することで、作業効率も上がり
公演ごとに進化していったそうです
「稽古の様子をきちんと見てくれているので心強い」
「稽古の早い段階から音を出してくれていたので、良かった」
「今後は音探しからチャレンジしてみて欲しい」
「雑踏や鳥の鳴き声があると良かったというご意見をいただいた」
「役者にタイミングを合わせるのが大変そうだった」
熱心に稽古を見守り、大笑いしていたこともしばしば
稽古が終わる度、H紀さんにエールを送っていたとか。
「サルサワ」役を務めたS貴ちゃん。
どんちょう初参加でしたが、「カニタニチーム」の一員として
お芝居を盛り上げてくれました。
「こんな子だっけ?」と自分でもビックリするほど、
お芝居を通して新しい一面を発見できたそうです。
チームみんなで役作りをしていくうちに
気が付くと「サルサワ」になっていたとのこと
「今回参加できてよかった」そうです。
(うれしいお言葉!)
「出会った頃の印象と違う。どっちが本当?!」
「3人の個性が豊かなのに、バランスが取れていて面白かった」
「練習で一生懸命やっていたから、それを舞台でも発揮できていた」
「動きを考えたり意欲がある」
「素晴らしい3人組だった」
「見ていて元気になれる」
「今後も経験を重ねてパワーアップして行くのが楽しみ」
「3人が出るたびに『今度は何をやらかすのか』と期待できた」
「カニタニ」役のA花ちゃんからもメッセージが届いていました。
「年下とは思えないほどしっかりしていた」
「動きが大きく、パワフルな中学生を演じる上で参考になった」
「表情がコロコロ変わりおもしろかった」
「アドリブでからむのもおもしろかった」
いつも笑顔で明るいS貴ちゃん。
またいつか共演できる日を楽しみにしています。
(イメージ画像で失礼します)
まさか中学生役をやらせてもらえるとは…!でした。
歴代の「アゲハ」を務めた先輩方(K子さん&k代さん)の背中を追いかけつつ、
役作りに悩みながらも制服を着られて楽しかったです。
先輩方に見守っていただき、若手の方々にかわいがってもらいながら、
「アゲハ」になって行けたと思います。
「アゲハ」の制服を一から作って下さったJ子さん、
改めてありがとうございました!
背中を押してもらえました。
「くまはちちゃんだからこそのアゲハ」
「最初モヤモヤしていたけど、後半吹っ切れていた」
「アドリブのやり取りが楽しかった」
「お母さんとのシーンが好きだった」
「ちゃんとした女性役を初めてみた」
「幽霊に会いたいという気持ちがバシバシ伝わってきた」(←うれしい!)
今回客演して下さった「アゲハママ」役のA美さんからも
メッセージをいただきました!ママー!ありがとー
「深夜のお寺巡り一緒に行く?」とメッセージを送ったら
「ん~…いけたらいく!」というスタンプが返って来ました。優しい…。
「カブト」役を務めたH恵さん
再演、再再演と2回目の「カブト」です!
前回は「カブト」を演じることに必死だったけど、
「カブト」のアルバムが完成したら、見てみたいです。
「ウラシマ」への隠していた想いが爆発した事が
このストーリーの始まりであり、やりがいのある役だった、
基本的に明るいキャラクターなので、楽しいところは楽しく、
後半は感情が爆発しないよう気をつけて、
メリハリをきちんと出すことを意識したとのこと。
「カブト」と一緒に行動するうち、次第に好意を抱くようになった。
救いのなかったように思えた「ナナコ」でしたが、
現世に戻ってくることで「ウラシマ」に本当の気持ちを伝えられたこと、
また、「カブト」親子と触れ合えたことで救われた気がしたそうです。
「一見軽薄に見えながら、正面で向かい合いすぎず奥にある本音を表現できていた」
「複雑な二面性を持つ役を、立体的かつ的確に描いてくれた」
「『あんな時計2つも買えないよ』のシーンで笑いを取れたのは、
『ナナコ』の積み重ねがあったから。
「稽古の早い段階から気持ちが入っていた」
「今までの役を活かしながら、深みを増して行くのを見るのが楽しかった」
「M子ちゃん、また一皮むけた」
「観客を引きつけ、思わず感情移入してしまう『ナナコ』だった」
「出してくるものがおもしろかった」
「『時計よ』の一言に存在感があり、『ナナコ』を作り上げてきた努力が出ていた」
1場ではM子ちゃんも「7人目の中学生」として登場していました
図書室のシーンで「アオタ」が登場した時、「先生?」と話しかけてくれたり、
「この世界で呼吸するのを楽しんでいる」のがとても伝わりました。
20数年前の初演でも「ウラシマ」を演じました。
「『ウラシマ』があまりに軽薄な人物で、『ナナコ』との関係性など
何を考えているのか私の理解を超える」とのこと。(確かに…)
あまり入り込みすぎないよう、ひょうひょう&淡々と演じ、
「おまえ、何を考えているんだよ」と思われるような「ウラシマ」を心がけたそうです。
下手(しもて)⇔上手(かみて)の動きだけでなく、
舞台の前後の動きを意識するのが自分の課題とのこと。
「ムロマチ」に向かって、2回目の「やあ、久しぶり!」を言った時
お客さんから笑いを取れたので「やった!」と思えたそうです
「カブトに正体を明かさず終わるのが切なかった」
「今回の作品に登場する男性陣は、あえて平面的に描かれている気がする。」
「ここ一番のシーンできちんと人間くさく、微妙な距離感を保ちながら的確に描いてくれた」
「今回の役作りがとても好きだった」
「『なぜウラシマとムロマチは夫婦になったのか話し合う時間があり、役への理解につながった」
「ひょうひょうとしている土台があったからこそ、『ウラシマ』の想いが見えた」
「初演で演じた『ウラシマ』より、今回の方が好きだった」
「微妙な心情をうまいさじ加減で描いていた」
「3人の女性(ムロマチ・ナナコ・カブト)を引き立たせるには最高だった」
プールでのシーンでは「変質者」に思えた人が実は「幽霊」で、
さらに「カブト」の父親だと分かって行くところは
見所の一つだったと思います。
それにしても「2個も買えないよー」と「ナナコ」に言うところは、
稽古で聞くたび、本当にガックリしました。
「ナナコ」の耳に届いていないといいな。
「ムロマチ」役を務めたK子さん。
初演では「アゲハ」、再演、再再演では「ムロマチ」を演じました。
前回よりも「ムロマチ」のいろんな想いが見え、向き合うことができた。
腕時計が愛おしかった、とのことです。
みんなで共有させていただきました。
舞台上で語られていない部分まで読み取って下さっていて
一同感激しました。ありがとうございました!
公演総括は今回で終了となります。
長くなってしまいましたが、お付き合い下さりありがとうございました。
次回はアンケート&上映会の様子をご紹介したいと思います。
(くまはち)