後で気付いた危ない思い | EL DIARIO DE MASA    ~Recuerdo agradable en Chile~

EL DIARIO DE MASA    ~Recuerdo agradable en Chile~

大地震のあった南米チリ、コンセプシオン。
老人ホームで作業療法士としてボランティア活動をしながらも、温かい家族や友人、同僚や仲間に囲まれ楽しく生活していま~す!!
そんなブログ。

ずいぶん前の話になりますが…


1人で知らない街をフラフラと探索していたことがあったんです。

すると20mほど前の銀行から1人の男性が走って飛び出してきて…

しかも、なにか袋のようなものを落として走り去って行っちゃったんです。

「ちょ…ちょっと…なんか落としましたよ!!」

なんて言おうとした時には、もうその男性の姿はなく。

ん~、困った。

警察に届けるか?

なんて思ってその落としたものを拾おうとした瞬間…

後ろから、小汚い男がさっと取っちゃって。

そしたらなんとその落し物、札束だったんですな。

額にしてざっと10万(日本円)は超えてたかな?

んで、僕に声かけてくるわけですよ。

「見てたのは俺とお前だけだ。あっちにいって山分けしようぜ!!」と。

僕は、とっさに…

「No quiero!!(いらない)」って言っちゃったんだな。

でも、その男しつこくて、

「いやいや、まあそう言わず来いよ。ちょっとくらい欲しいだろ?」

なんて声をかけてくるけど、

「いやいや、ほんといらないって。さよなら。」って言って。

なんか微妙な笑顔でその男は去っていった。


そっから、なんか…

変な気持ちになる。

自分:俺、札束目の前にとっさによく”いらない”って言えたな。

    落とした人かわいそうだな。10万ってチリじゃ大金だもんな。

悪魔:でも、山分けしたら5万は自分のもんだぜ?損したな~。

天使:いやいや、変なことに巻き込まれたら大変でしょ?

    良かったのよ。


出た~!!また天使と悪魔!!

あ~嫌だ嫌だ。


んで、さっき、ボリビアの”地球の歩き方”を見てたわけです。

そしたら、ラ・パス(首都)の安全対策って項目んとこに…

「お金の入った包み紙を旅行者の目の前で落とし、後ろから声をかけてきて一緒に分けようと人気のない通りへ連れ込み、数人に囲まれて財布を盗まれる、などがよくある手口だ。」


………………………………………………

俺じゃん!!!

まんま俺じゃん!!!

俺ターゲットだったんじゃん!!

危ね~。

怖~~~~~。

ボリビアとチリっていう国の違いはあるけど、お隣の国。

ボリビアである犯罪手口がチリでも起こるってのはよくあることだし。

まあ、この気付きを機に、残り少ない任期を、気を引き締めてやっていきたいと思います。