本部に潜入! | EL DIARIO DE MASA    ~Recuerdo agradable en Chile~

EL DIARIO DE MASA    ~Recuerdo agradable en Chile~

大地震のあった南米チリ、コンセプシオン。
老人ホームで作業療法士としてボランティア活動をしながらも、温かい家族や友人、同僚や仲間に囲まれ楽しく生活していま~す!!
そんなブログ。

今日は、僕の配属先であるCONAPRAN老人ホームの本部?事務所へやってきた。

なんでかって?

ただの挨拶…という名目でちょっとした目的が…


CONAPRAN老人ホームはチリに23か所ある大きな組織。

しかーし、資金はサンチアゴ事務所が握っており、その他の地域にはお金が回ってこないという噂が…


な…の…で…

どうにかしてやろう!という魂胆。


とりあえず僕一人の頑張りではどうしようもないこと…

1、施設内寒すぎっ!!(利用者さん、いつも毛布かぶってるし)

2、職員少なすぎっ!!

3、車椅子壊れすぎっ!!(車輪が歪んだ状態でガッタンゴットンいいながら利用者さん乗せてるし)

4、衛生面なってないし!!(アルコールがないどころか石鹸もあったりなかったり…そのうち感染症流行るっしょ)


こんなことを言って改善してもらおう!!と意気込んではみたものの、スペイン語はままならず、しかも仲間はいなく僕一人。

緊張しまくりです。


来てみると…とても広大な敷地に、とっても立派な建物…

おいおいっ!!

配属先は雨が降ると雨漏りがひどいんだぞっ!!

って言いたかったけど、深呼吸してとりあえず中へ…


小太りのいかにもって感じのCANAPRANトップと対談!

なんか、このおっさん、日本で1か月、老人ホームの研修を受けたんだって!

なので、話題は日本の話。

「日本はいい国だね~、東京には何人くらい人がいるんだい?」

なんて…なんか…和やかム~ド

まずい、まずい。なんか相手のペースにのまれてる。

その後、

「配属先はどうだい?」

って、切り出され、

きたっ!ここだっ!

って感じでさっきのやつ言ってやった!

そしたら、なんか真剣に考えてくれて、改善する方向に進みそう。

あっさり…

しかも、「仕事に必要なものは用意するから言ってねっ」て。

ラッキー!!


よくよく話を聞いてたら、僕がボランティアとして来たことをとてもうれしく思ってくれてるらしい。

帰り際に、ワイングラスのプレゼントまで貰っちゃった。

こんなのいらね~から、もうちょっとストーブ用の薪くれって言いたかったけど、笑顔で受け取っちゃった。


こんなことをしたとこで何が変わるんだろって思ったけど、、関わってるおじいちゃんおばあちゃんが少しでも生活しやすくなればな~なんて臭いことを思ったりした。