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～ どんべえのモラ妻劇場 ～
話し合いをしようと、ラブホへ。
「何で表からなの？
裏口があるでしょ！」
「詳しいね…」
「はっ！」
去年の話。
２０１８年６月２６日（火）
６月１１日に妻がラブホに向かって行った事
ず～っと、モヤモヤしていた。
このままでは、いけない。
俺はアメンバーさんに相談した。
そしてこの日の朝、妻と話し合いをした。
「やり直したいの？
それとも馬鹿にしてるの？
最初に言っておくけど、
俺は別れるつもりないから。
どんな事があっても、
キミの事が大好きだから」
「…」
突然、何を言い出してるんだろう？
という表情。
返事をする気は、ないようだ。
「お義母さん達と会った日
６月９日かな？
俺が冗談で『デート？』
って言ったの覚えてる？」
「…！」
え、冗談？といった表情。
「その次の月曜、１１日。
会社行かないで、
どこ行ってたの？」
「はぁ？会社行ったけど」
「その日、打合せで出てたんだけど
見掛けたんだよね」
「どこで！」
「え？言った方が良い？」
「…」
まずい、といった表情。
「俺がデート？って言ったから
真に受けたんじゃないの？
そんな事言うなら、
本当にデートするからって」
「…」
眼球が物凄い勢いで動いてる。
「俺がそういう冗談言ったからなら
嫌な思いさせてゴメン。
でも、もう二度と逢わないで」
「逢ってないし！」
「二度と連絡しないで」
「してないし」
「じゃあスマートフォン見せて」
「何で。やだよ！」
「連絡とってるから？」
「してない！」
「今までも俺が責めた後
彼と逢ってたよね」
一度目は去年のクリスマス直前。
中絶発覚で妻を責めた。
まだ続いてるのではと
探偵を雇ったが失敗。
二度目は この年のバレンタイン直前。
妻が病気かもと お義母さんに相談し、
知り合いの薬剤師さんに
処方して頂いた漢方薬で
１月末まで様子を見た。
その後２月に妻と話し合ったが
その時も責められたと思ったのだろう。
「もう冗談でも責めたりしない。
だからやり直そう！」
「無理。嫌いだから」
相手に迷惑を掛けたくなくて
言ってるのだろう。
間男の事がバレる前に逃げたいのだろう。
ここでカマをかける。
「相手とは１０年くらい前に
知り合ってるよね？」
「何で調べてるの？」
やはり間違いない。
霊が導いてくれた資料…
ＰＴＡ本部役員の誰かが
相手なんだ！
さらにカマかけまくる。
「彼は家族仲良いんでしょ」
ＰＴＡ関係という事は、子供がいるはずだ。
「…」
「離婚なら、伝えるしかないよね」
「…」
「お子さん達も可哀そうだね」
「…」
「探偵失敗したって、
本気にしてた？」
本当は探偵じゃなくて霊が教えてくれたけど。
「…」
「やり直すつもりなら、
相手の事も何もかも全て忘れる。
だから、また仲の良い家族に戻ろう！」
「…」
妻は小さく縦にうなづいた。
「少し様子を見て、
改善が見られないなら
相手に接触するからね」
「…」
その後、機能不全家族や
アダルトチルドレンについても説明した。
「今のままじゃ、
子供達にも悪影響だ。
だから、せめて子供達の前では
仲の良い夫婦でいようよ」
「…」
妻は涙目だった。
時間になってしまったので仕事へ。
そして昼休み、妻にメール。
━─━─━─━─━─
今朝は、ありがとう。
約束した通り、
夫婦に戻る努力をしてくれるなら、
相手と連絡を取らないなら、
俺は過去は気にしないよ。
二人で、前向いて歩き出そう！
キミの良い所も悪い所も
全て受け入れる。
だから安心して。
もう寂しい想いは、させないから。
彼をすぐには嫌いになれないだろうけど、
またキミの笑顔が見れるって信じてるよ。
この先もずっと…
宜しくね。
━─━─━─━─━─
そして仕事を終えて帰宅。
妻が早まったことしてたらどうしよう。
火曜日は、いつもこんな気持ちだ。
しかし、そんな不安とは裏腹に
妻は、リビングでテレビを見てた。
「ただいま」
と言っても返事はない。
ま、すぐには無理か。
相変わらず食事の盛り付けもしてくれない。
ヒトコト言ってやろうかと妻を見たら、
声は出してないけど
満面の笑み。
なんか久しぶりに見たな。
そんな妻の表情を。
いつもは俺が帰った途端に二階へ逃げるのに
この日はリビングでリラックスしていた。
俺が自分で食事の準備をして、
妻の頭をポンポンしながら、
「いただきます」
と言っても、嫌なそぶりは見せなかった。
少しは努力してくれてるのかな？
もう少し様子を見るか…。
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