日本人女性は世界で一番子を産まないというインパクトのある記事があったので、その理由について考えてみます。

「49歳女性の無子比率3割」世界で一番、子どもを産まない国で「子がほしい」という若者の全く喜べない理由

 

> 2024年のOECD(経済協力開発機構)報告書では、「日本の女性が世界でいちばん子どもを産んでいない」という衝撃の事実が明らかになりました。その年に49歳だった女性(1975年生まれ)の「無子比率」は日本が世界一高く、28.3%にも上っていたのです(2位はスペインで23.9%、3位は22.5%でイタリア)。
>なぜ49歳で無子比率を計るかというと、50代になってから子どもを産むケースはほとんどなく(2023年の日本のデータで100人ほど)、49歳時点で無子の人はおそらく一生子どもを持たないと判断できるからです。
>つまり、この世代に当たる日本女性の3割近くは子どもを産んでいない。もはや日本は「少子化」ではなく「無子化」の時代に突入しているのです。

 

世界で一番子供を産まないのは日本人女性であるというデータが出ているようです。1975年生まれの女性の28.3%が49歳時点で子供がおらずこの割合は世界で一番高いそうです。1975年生まれの女性の場合約3割が子供を産む経験をせずに生涯をおえることになります。

 

この理由はなぜなのか?それについて記事では以下のように言っています。

 

>氷河期世代の女性が「無子化」  

>日本で男女雇用機会均等法が施行されたのは86年。この頃はまだ女性が「仕事か家庭か」の選択を迫られる状況でした。90年代になると女性の4年制大学への進学率が急伸したものの、その後すぐ「就職氷河期」がやってきます。 この頃、特に女性は非正規職に就かざるを得ない場合が多く、育児休業制度や時短勤務制度などもまだ整備されてはいませんでした。この時期に就職活動をした年代の女性には、経済的に不安、あるいは結婚や子育てを経ても仕事を続けられる制度がないといった状況から結婚や出産を先送りする人も多く、未婚率・無子率ともに高い水準となっています。

>氷河期が終息した2000年代半ばには「仕事も家庭も」の女性が出始め、10年代以降は育児休業制度や時短勤務制度の利用が比較的容易になって、子育てしながら仕事を続ける母親も増えました。 ですが、このタイミングは、60〜70年代生まれの女性が結婚・出産するには遅すぎたのかもしれません。その結果のひとつが「75年生まれの女性の無子比率世界一」だと思います。この世代はベビーブームの中で誕生し、出生数が約190万人、女性の数も92万人いるのに、その大勢の彼女たちが子どもを産むチャンスを逃したのです。

 

やはり就職氷河期で結婚・出産どころでない女性が多かったというのが、氷河期世代の女性が無子化した大きな一因だった気はします。出産しない女性が大量に増えたため、その後も少子化は止まらなくなりました。この時点で日本の少子化が進み続けることが確定したのだと思います。

 

>なぜ「子持ち様」と呼ばれるのか

>企業の両立支援制度も、充実させたがゆえの問題が顕在化し始めています。この制度は本来、子育てをしながら職業能力を高め、ゆくゆくは責任あるポジションに就いて、会社や次に出産する人を支えてもらおうというものです。
>それが今、制度利用者の中に、育児中も生産性を上げて後々管理職になり、会社に貢献しようという人と、“ゆるい”働き方を続けたいからと責任ある仕事を敬遠する人とが出始めているのです。もし後者が大多数を占めるようになったら、会社は沈没してしまうでしょう。これでは制度自体が維持できなくなります。
>最近は「子持ち様」なんて言葉もありますが、出産した女性の大多数が前者だったら誰もそんなことは言わないはずです。その意味では、改善策を打たないまま子育て中の社員の能力向上や管理職への登用など、子育てしながら能力を最大限発揮できるようにしてこなかった企業も、また「子持ち様」の共犯と言えるのではないでしょうか。

 

子持ち様について以前もブログで取り上げたことがありますが、確かに子持ち女性の中には緩く働きたいという理由で責任ある仕事、管理職とかを避ける女性もかなり多いのは確かなんですよね。ただ企業からすると、女性に短時間勤務とかでずっと責任ある仕事をせずに緩く仕事をされつづけても困ります。これが子持ちの女性批判の一因になっている部分もあるのかもしれません。

 

>なぜ若者は結婚したいのか?
>幸せな家族を持ちたいと願う一方で、昔とは違う理由の学生もいます。ゼミで社会保障を教えていることもあって、彼らは皆、子どもが産まれないと今の制度は維持できないと知っています。そして、今のこの状況から、自分たちが年をとるころには社会保障はものすごく手薄になっているだろうと考えています。
>そうなれば最後は1人じゃ生きていけなくなる。互いに助け合う家族がいないと生活が立ち行かなくなる。それが怖いから家族を持ちたいんだと、そう述べる学生もいます。
>今後30年間、日本の少子化は止められません。ですから国は、せめてその後の世代が安心して結婚・出産を選択できるようにしていかなければならないでしょう。人は、自分と社会の将来がともに明るくないと、結婚して子育てしようとは思わないものです。

 

なぜ結婚したいのかですが、別に社会のために結婚しようとか子供を作ろうと考える必要は全くないと思うんですよ。はてなもそんなことかけらも思いませんでしたし、結婚することも子供を持つことも自分で選択して決めました。しかしながら世の中には結婚も出産もしたくないという人もいるでしょうしそれはそれで人生の選択だろうとも思います。

ただ、全体としてみれば自分のために結婚したいとか子供が欲しいという人は今も割合的には多数派だと思います。そういう人にとって結婚・出産・子育てしやすいような社会であってほしいなと思います。