はてなは「子は宝」だし「少子化対策すべき」という考えですが、それとは逆に「子どもを産まない」ことを選んだ女性たちの記事を見つけたので紹介します。
>「結婚した当初は、『子どもは3人欲しい』と思ったりもしていました。でも、結婚後に転職して、仕事が楽しくて、どんどんのめりこんでいった。もっとこの仕事を追求したい、経験を積みたいと思ううちに、『子どもは今じゃないな』という気持ちが強くなっていきました」
>とはいえ、年を重ねるとともに妊娠する確率が低くなること、妊娠したいと思っても難しい場合があることは知っている。30歳を過ぎ、焦りも感じているが、女性は出産や育児で、仕事を離れることへの不安の方が大きいと感じている。
>「いま私がこのポジションを抜けたら、戻る場所はないと思います。子育てをしながら仕事が出来る場所は用意されると思いますが、私が描いているキャリアには戻れない。そのことが怖いなと感じています」 周囲には、子育てと仕事を両立させている女性たちもいる。しかし、女性は「両方手に入れてうまくできるほど、器用ではない」と感じているという。
結婚するにしても子供を持つにしてもそれは個人の人生の選択であり、最終的には「産む、産まない」は個人の自由です。この女性のように仕事のキャリアを優先する人もいるでしょうし、そのこと自体は決して批判されるべきものではないと思います。
>「ずっと『産まない』と思って生きてきたのですが、『産めないかもしれない』と言われたときにあとで後悔しないかなと考えました。でも、子どもが欲しい理由を、自分の将来が心配だとか、夫をつなぎ止めるためとか、子どもを自分の道具のように考えてしまっていた。子どもを幸せにできるかと考えたときに、できないなと思い、産まない選択に踏み切りました」 「産まない」ことを選んだ若林さんは、周囲から向けられる目に度々苦しんできた。 「私自身、ずっと『普通じゃない』と思っていました。中高大と女子校で、結婚して出産するのが当たり前みたいな空気の中で育ってきた。子どもは産まないつもりだと周囲に伝えると、『女性として産んでみたくないの?』とか『母性ないの?』と言われ続けてきました。少子化が進む中、『国に貢献してないのかな』というような気持ちも出てきて、罪悪感が生まれていきました」
今はマタハラやセクハラと言われるので、親世代に比べると女性に「子供産まないの?」とか直接聞いて圧力を加える雰囲気は減ってきてる気はします。ただ、それでも中には『女性として産んでみたくないの?』とか『母性ないの?』という人がいなくなるわけではないですし、今のように少子化がどんどん進んでいる状況だと親や親戚、友人から圧力を受けるケースもあるでしょう。産まないことを決めた女性が罪悪感を持つ必要はないですが、無形の圧力を完全になくすのは難しいのかもしれません。
はてなの考えとしては、産まないことを選択した女性に圧力を加えるような雰囲気はなくしていくべきだと思うんですよね。産まないことを決めた女性にプレッシャーを加えたところでいい結果にならないですし逆効果になるだけでしょう。しかしながら、女性全員が子供を産まない選択をしたらこの国は人がいなくなって滅びてしまいますから、同時に少子化対策をすすめて不安をなくして産みやすい雰囲気と子育てしやすい環境を整えていくことも大事だと考えています。特に不安をなくすため大事なのは、お金と時間の余裕を持てるようにすること。これに尽きると思うんですよ。
記事の中で
>「『女性の活躍』とも言われるし、私も含めたくさんの女性が働いている。平日は家で過ごす時間がほぼないし、土日も疲れていて、夫婦でゆっくり過ごす時間なんてほとんどない。少子化と言われるけど、それはそうだよね、子どもを産むなんて無理だよねって感じがしています」
とのコメントが出てましたが、男女問わず日本人のフルタイムの労働時間はあまりにも長すぎます。夫婦共働きで男女ともに夜9時とか10時まで働いていたら、平日も土日も余裕がなくて出産して育児する気にならないのは当たり前です。かといっていまの時代で男性の給与だけで奥さんと子供を養っていくのは高年収の男性以外は難しくなっており、親世代のように旦那さんは夜遅くまで働いて稼ぐ代わりに奥さんは専業主婦で家事育児を担当するというのも困難でしょう。今の状況だと出産・子育てするのは時間的に難しいしキャリア面でもマイナスになるということで、子育てに不安を感じている女性がいるのも当然だと思います。
勤務時間・残業時間を減らして時間の余裕をもたせつつ、子育て世代の給与を上げて金銭的な余裕を持たせること。これがなんだかんだ言って、最大の少子化対策になるのではないかと思っています。

