入籍・結婚とはなんなのかについて考えさせられる記事を見つけたので紹介します。今回はちょっと真面目な記事です。

 

 


この記事に紹介されている夫婦はあえて入籍せず、事実婚という形を選んでいます。理由は離婚の手続きが面倒だったこと、女性側が苗字が変わるのが嫌だったということみたいですね。世帯合併という手続きをして子供を認知さえしてしまえば、法律上結婚しているのとほとんど変わらない効果を得られるようです。夫婦別姓のためにあえてこういう新しい形にチャレンジしたようで、なるほどこういう手段もあるのかといろいろ考えるところがありました。男性側にはメリットは薄いですが、女性側には改姓の必要がないことに加え、関係を解消しても戸籍に残らないというメリットがあるとのことです。

 

唯一のデメリットといえば、税金上のことだけのようです。事実上の配偶者の医療費は医療費控除に合算できないとか、相続で子供に遺産の相続権がないなどの税制のデメリットはあるようです。なかなか夫婦別姓のためにここまでやる人は少ないでしょうが、そもそも入籍する必要があるのか、結婚制度は必要なのか、家族とは何なのかなど色々考えさせられる記事でした。結婚自体人為的な制度ですし、今後結婚の形も変わっていくのかもしれません。

 

前も書いたことありますが個人的には選択的夫婦別姓賛成派なので、法律選択的夫婦別姓を認めてしまえばいいと思うんですけどね。そうすればここまで面倒くさい手続きをする必要もないでしょうし、夫婦別姓を導入することによる大きなデメリットはないと思います。よく夫婦別姓の難点として言われるのは親と子どもの苗字が違うことですが、それについても選択的夫婦別姓制度が入れられれば徐々に理解は広まっていくと思うのでそう大きな問題になるとは思わないです。ただ日本は令和3年に最高裁判決で夫婦同姓は憲法違反ではないという意見が出たので、選択的夫婦別姓が導入されるまでまだまだ時間は要しそうです。