最近増えている選択子なし夫婦についての記事を2回にわたって取り上げてみます。後半の記事は明日アップします。

 

「『子どもいなくても幸せ』をフラットに捉えて」 “選択子なし夫婦”が抱える世間への「大きな違和感」

 

 

>今回、お話を伺ったのは、“子なし夫婦”に役立つ情報を発信するとうたうWebマガジン「DINKS MAGAZINE」を運営する編集長のサトミさんと、夫のケイタさん(いずれも仮名)。年齢はともに30歳で、今年で結婚4年目。今は夫婦2人の生活を送っており、その時間を満喫している。共通の趣味もあり、食の好みも合う。特段話し合ったわけではないが、年齢を重ねるうちに自然と現在の子どもを持たない生活に落ち着いていった。

「子どもを持たないことにこだわっているわけではありません。ただ、夫婦2人の生活を楽しむ時間が限られてしまうよりは、今の生活が充実しているので、2人の時間を優先しようかな、ということで今はこのような生活を送っています」とケイタさん。

 サトミさんは夫の考えに「大部分は同じ考え」としつつ、1つの疑問があったという。

「30歳が近づいて子どもを持つ友達が増えていくにつれて、『子どもって絶対に持たなきゃいけないのかな?』と疑問に思ったんです。それまでは高校、大学に行って就職をする、という大多数が歩む道を私も同じように生きていたけれど、初めて人と違う感覚を覚えました。ネガティブな理由ではなく、夫婦2人の生活が楽しいし、私の人生をこのまま生きていきたいんだけど、ほかにそんな人はいないのかな、と」(サトミさん)

 

DinksMagazineなんてあるんですね。最近DINKSも増えてますしそれは一つの生き方としてありだと思うんですよ。世間では結婚したら子供を持つのは当たり前という考えが強いですが、子供はいらず夫婦二人の生活の方が楽しいという人も世の中にはいるでしょうしね。

 

>2人の生活を送る夫婦は共通の趣味を持っている場合が多いと思う。交際時から趣味が同じ場合もあるが、付き合い始めてから互いの趣味に興味を持つことも少なくない。それだけ互いに興味を持ち、コミュニケーションを丁寧に取っていることの証かもしれない。

>「家計や貯金は夫婦で別々」というのは、DINKSにはよく見られる特徴と言って良いだろう。このことについてサトミさんは「子どもがいないから把握しなくてもいいかなと思う」と話す。

>「子どもを産むとなると、女性はどうしても仕事を休むことになりますし、もしかするとスムーズに復帰できないかもしれません。そうなると、夫の収入次第で子どもを持てるかどうか、持つとして1人か2人なのかなども変わってくると思います。子供を持つなど家族計画を立てるときに、夫の収入を把握したいと感じるのではないかと思います」(サトミさん)

 

夫婦共通の趣味がある、夫婦で完全別財布というのがDINKSの特徴らしいです。子供がいないとお金にも余裕があるケースが多いので、一緒に趣味を楽しんでお互いにお金にはそれほど頓着しないということなんでしょうね。

 

>「どうしてもメディアでは経済的な理由だったり、特に女性側がキャリアを中断しなければならないことだったり、『子どもが欲しいけど、持てない』という点ばかりがクローズアップされがちです。『子どもがいなくても幸せ』というポジティブな意見はあまりメディアでは目にしないんですよね」(サトミさん)

 

メディア、特にテレビとか新聞は高齢者層向けに作ってますからね。高齢者は価値観として子なし夫婦を受け入れにくいというのと、まだまだ子ありの夫婦の方が人数が多いというのがメディアが「子どもがいなくても幸せ」という意見を取り上げない一つの要因でしょう。

 

>「私の周囲の子どもを持つ友だちは、割とDINKSに理解がある人が多いです。“選択子なし”という生き方もいいと思うって、1つの生き方として捉えてくれます。20代前半で子どもを持った友だちは『結婚したら子供を持つものだと思っていたから、当時はそんな選択肢があるとも思わなかった』って。
>子どもが欲しくて持った人でも子育てが苦しい瞬間があると聞くのに、子どもが欲しくないのに持ったら子育てに耐えられないんじゃないかと思うし、“選択子なし”という生き方があると知ることで救われる人もいると思います」(サトミさん) 「僕のまわりでは、絶対に子どもが欲しいわけではないという友達がほとんどですね。子どもが生まれたら生まれたで、やっぱりかわいいよとは言われますが。ただ、子どもを持つ・持たないそのものが重要なのではなく、自分の人生をどう生きたいかにフォーカスして、子どもがいる幸せも、子どもがいない夫婦二人での幸せもあるという捉え方になっていくと良いのではないかと思っています」(ケイタさん)

>確かに、さまざまな価値観への寛容性は高まっていると思われるものの、いまだに子どもを持つ・持たないという状況ばかりに注目が集まり、当事者たちの人生の幸せについては忘れられがちだ。一部では子どもを持たないことに対してネガティブな声も見られるが、その「幸せ」をどのように捉えるのかは、時代やそのときの当人たちの価値観や状況によって変化していくものなのだろう。

>サトミさんは一方で、「身体的に子どもを産むのが難しくなる年齢までは、子どもの有無はあくまで“暫定的"だと思います。私自身、自分が『DINKSだ』と強く自覚して生きているわけではありませんし、数年後には子どもが欲しくなっている可能性もあります。まわりからも『まだ子どもがいない』とだけ捉えられていると思いますし」と補足する。

 

今の婚姻適齢期の世代は子どもを持たないという選択に違和感がない人が男女ともに多い気がします。それも選択の一つだよねぐらいの感じです。私も近い考え方で夫婦で子供がほしくないと考えているのであれば、それも夫婦の自由であり周りがあれこれいうべきことではないし幸せならそれでいいじゃんという感想です。はてな本人は現在の状況ではすごく子どもが欲しいと思っていますが、それも数年たてば変わるのかもしれませんしね。