合計特殊出生率1.04で圧倒的最下位の東京だが、全国で唯一といっていいほど出生数を伸ばしている現実
>東京の同出生率が低くなるのは当然で、この率の計算式は分母に入る15-49歳の未婚女性の数が多ければ多いほど自動的に低くなるからだ。つまり、未婚率が高ければ出生数の多寡に関係なく出生率は低くなるのである。
>ご存じの通り、日本は2020年国勢調査段階で女性の約2割が生涯未婚である。都道府県別の生涯未婚率ランキングでも東京は約24%で1位である。
>ゆえに、東京の出生率が長年全国最下位という事実だけを見て「東京は子どもが産めるような環境ではないのだなあ」という感想を抱くとすれば、そっちの方が大間違いである。
>むしろ逆で、全国的に出生数が激減している中で、東京だけがその減少を抑えているというのが事実である。
>出生数の指標は合計特殊出生率だけではない。
>人口の自然増減を見る上では粗出生率(人口千対出生率)が基準になる。人口千人に対する出生率である。
>その粗出生率で、全国と東京の1995年から2021年までの長期推移を見比べてみよう。

>確かに以前は、全国と比しても東京の粗出生率が低かったことは間違いない。しかし、1995年以降、ずっと右肩下がり基調の全国の粗出生率と比べて、東京は1995年から2010年ごろまであまり下降せずに推移している。それどころか、2012年以降は、全国の出生率を抜き、それ以降もずっと上回り続けている。
つまり、全国平均と比べても東京の粗出生率は高い方なのだ、実際、2022年概数値での東京の粗出生率順位は全国で8位とベスト10に入っている。
合計特殊出生率でみると東京は圧倒的に全国的にも最下位なんですが、人口当たりの出生率でみると日本で一番高いのが東京なんですよね。なんだかんだいって若い男女は東京近辺に住んでいる数が多いというのと、東京で働いている夫婦は収入も高いケースが多いのが要因だと思います。
>大きな出生数増は東京だけ
>それだけではない。出生率という割合ばかり取りざたされるが、重要なのは率ではなく数の方である。
東京の出生数は1995年を100として見ると、100を下回ったのは2005年と2021年の2回のみで、そのほかはすべて上回っている。特に、2006年から2015年にかけて出生数は右肩上がりで、2015年には1995年対比17%増である。絶対数として出生数が増えているのだ。2021年も下がったとはいえ、1995年対比1%減にとどまっている。一方、東京を除いた全国合計は、2021年は1995年対比34%も大減少である。
>全国の出生数を押し下げているのはまさに東京以外の地方であり、唯一30年近く出生数をキープしている東京が日本の出生数を支えていると言ってもいいだろう。
>合計特殊出生率だけを見て「東京の出生率が最下位」とばかり判断していると、東京は子どもを産めない環境なのか」と勘違いしがちだが、むしろ逆で、「東京、しかも23区内でしか子どもの出生は増えていない」ということになる。
>とはいえ、東京23区にしても、全国全体の出生数が激減する中で、人口が集中していることによって健闘しているだけに過ぎず、「東京だから出生数が高い」ということではない。逆に、ここからわかるのは、「東京23区以外の東京市郡分を含むすべての都道府県の出生数が減りすぎている」のである。
出生数でみると東京はやっぱり子供の人数が多いです。東京以外のすべての地方で出生数が減っているのに東京だけ出生数を維持しているのは、若い人が軒並み東京に集中しているのが大きいのでしょう。
>だからといって、地方の出生数をあげなければ…などと「できもしない単なる精神論」には意味はない。逆で、なぜ東京だけが出生数があがり、他の地方はすべて減っているのか、という部分の客観的事実を把握し、その本質的な原因から目を背けてはいけない。そこにこそ地方の問題があるからだ。
>言い方を変えるならば、なぜ東京だけに若者が手中し、なぜ東京の婚姻率だけがずっと全国1位なのか?なぜ、東京でも23区だけ(23区でも特に中央区、千代田区、港区という富裕層区)が増えているのか?という部分から、自分たちの地域との違いは何か?を直視しないと何も解決しないだろう。
身も蓋もない言い方ですが、経済的に豊かな地域に若い人は集まります。東京23区内に住んでいる若い人ってやっぱり年収的に恵まれている人が多いと思うんですよね。安定して高収入の仕事が東京にはたくさんあるので若い人が集まりますし、結果として婚姻率も高く出生数も多いということなんでしょう。
で何でこの記事を取り上げたのかというと、婚活して結婚したいなら東京など都市部に出てきた方が圧倒的に有利という現実を言いたかったからです。大都市圏(首都圏・関西圏・名古屋圏)以外で結婚適齢期の相手を見つけるのは本当に今の時代難しくなってきてます。特に就職するとみんな都市部に出て行ってしまいますからね。結婚相談所やアプリなんかでも地方だと県全部で数十人しか適齢期の相手が登録してなくて本当に探すのが大変と聞いております。今後も経済的な理由で若い人が都市部に出ていくのは止まらないでしょうし、対象となる相手が多い地域で結婚相手を探すのがやはり有利だと思います。

