別のアップ予定の記事の幻影をみた人もいるかもしれませんが、残念ながら記事の完成が間に合わず😭。そこでストックしていた記事の中から、少し方向性を変えた記事として、知的障碍者の結婚・子育てについての記事を取り上げてみます。 

「小さい時から夢だった」知的障害者は結婚、子育てなぜダメ? 経験者はわずか8%、5人に1人は周りから「制限された」(リンクあり)

 
>家族らの賛否は「恋愛」と「結婚」では賛成が多かったが、「子どもを持つこと」については反対が58%と、賛否が逆転した。 反対する人からはこんな意見が寄せられた。「恋愛は自由だが、命の責任を持つ子育ては、生まれてくる子に対して無責任。夫婦2人だけでなく、子育てまでというのは支援の域を超えている」「生まれた子どもは親の障害を受け入れられるのか。いじめられないか。ヤングケアラーになってしまうのではないか」
> 一方で「恋愛や結婚、子育ては誰にとっても平等な権利だ」といった意見も多かった。「障害者が子育てしやすい仕組みがあれば、全ての人が育てやすい社会になるのでは」「支援態勢を築き、社会の偏見をなくしていく活動も重要だ」と書く人もいた。
 
知的障害者が結婚するとなると不安になる人も多いでしょうね。ただ私は後者の意見の側の人間でどんな状況でも恋愛や結婚、子育ては人間の営みとして平等だと思うんですよ。なかなか障害があると、周りが結婚や子育てなどで家族を持つことに反対しがちですが、あくまで決めるのは本人たちであって周りがあれこれ言うべきではないでしょう。周りがどこまで支援できるかはわからないですが、知的障害者だからといって結婚や子育ての権利を制限すべきではありません。
 

 徳島県吉野川市の伊沢みどりさん(54)は、中度の知的障害がある姉(58)の結婚を拒んだ過去への後悔をアンケートに寄せた。 姉は父が亡くなったのをきっかけに2008年、徳島市内の施設に入所した。1年ほどたったある日、伊沢さんは面会の際、姉から「お嫁さんに欲しいと言ってくれている人がいる。結婚したいんよ」と告げられた。 同じ施設の男性で、相手の両親も歓迎しているのだという。だが伊沢さんは、すぐさま否定した。「無理よ。何を言ってるの」
私はいつも思うんですが、例え家族であっても周りの人がその人の結婚にあれこれ口出すべきではないと思います。もちろん結婚生活がうまくいくかどうかなんて誰にもわかりませんが、そもそも結婚したいと言ってくれる人自体そんなにたくさんいるものではありません。特に女性に多いのが、若い時にまた結婚チャンスはあると思ったら、次のチャンスはなかったというのは結婚あるある話です。結婚はタイミングであり、チャンスとは振り向いたらもう次のチャンスはない。そういうものだと思います。

>恋愛や結婚にブレーキをかけているのは家族や親族だけではない。20代の娘がいる奈良県の母親は「特別支援学校の高等部で娘が相手と住所の交換をしようとしたら、先生に止められた」との体験談を寄せた。 こんな意見もあった。「高校の校則で男女交際を禁止されていた」「特別支援学校は『男女は腕1本分、距離を取って近づかないように』と指導するだけで、十分な性教育をしていない」 知的障害者の結婚や子育て支援に詳しい東京家政大の田中恵美子教授は「包括的な性教育がなされておらず、『自分の意思を言っていい』とも教えられていないので、希望を口にしない人もいるはずだ」と指摘する。 「家族や支援者も、実際に結婚や子育てをしているケースが周囲にないため、『無理』と思い込んでいる面がある。行政や社会全体でそうした環境や性教育を変えていくことが必要だ」
 
昔五体不満足という本を読みましたが、障害者でも案外自分だけでなんとかなるケースもあります。親族や支援者など周りが、結婚した障害者を支えきれないと決めつけてあれこれ口出しするのがよいとは思いません。もちろん支援できるところは支援したらよいですが、それが障害者の人生を狭めることになったら本末転倒です。
なお、特別支援学校に限らず、日本って性教育後進国ですよね。あまりに性に関する知識が男女ともに乏しいまま大人になっていきます。性教育についてはどこまでやるかは人によってかなり意見が別れますが、性知識の乏しさが晩婚化につながっている面もある気がします。以前婚活していた時に46歳の女性がプロフィールで子供欲しいにしていた時にそれを強く感じました。