(八四六製麺所)
ラーメンにおける人気店。
「あそこの店はいつも混んでいる、ならんでいる」といっても大きく二つに分類されると思うのですが、ひとつは「万人ウケする味」、もうひとつは「評価は分かれるけどハマる人はハマる味」。
「万人ウケする味」で人気のお店というのは、奇をてらわないラーメンで、だいたいの人が美味しいと評価するであろう味わいに安心感があって人気になっている、かたや「評価は分かれるけどハマる人はハマる味」で人気のお店というのはその味が病みつきになってしまった人が足繁く通うリピーターが多くて人気になっている。
みなさんのラーメンライフにおいてはいかがでしょう?
あそこは自分には合わないけど、いつも混んでるんだよねと思い浮かぶお店があったりしませんか?
こちらのお店はどちらかというとそういうハマる人はハマる味です。
スープのベースは豚骨スープですが、青森で人気になっている煮干し、節系が効いたいわゆる「にぼにぼ系」。
日本料理において出汁を引く際は、煮干しなり節系はうったあと風味、旨味が出たところでえぐみが出る前に網ですくったり、布で漉したりするわけですが、ラーメンにおいてもスープ素材に魚介類を使った場合は、途中で素材を引き上げるお店が多い中、「にぼにぼ系」ラーメンの特徴はそのえぐみもお構いなしにガツンと魚系の味を効かせているところで、こちらのラーメンはまさにその系統にあたり、ラーメン好きを自負されていてもそういった魚系の味が苦手、えぐみが苦手という方にはどうかな?といったところ。
でも、こちらのお店は函館において、どんどんお客さんを増やしています。
この日はオープン時間前に行ったら、すでに駐車場には開店を待つお客様が待機していました。
出てきたラーメンのスープを吸うと、ひと口目に感じるのは「えぐってる(魚のえぐみが強い)」という印象が強いと思いますが、ふたくちめ、みくちめとスープを飲み進むうちにどんどん変化してきます。
これは化学調味料を使っておらず、尚且つ、ベースのスープをしっかり取っている証拠。
口の中に旨味が広がり始め、「えぐみ」が程よいアクセントになってくる。
最後にはスープを飲み干してしまうほどその美味しさに引き付けられている。
太麺と細麺で用意されている麺は自家製で作られていてスープとのバランスが絶妙です。
かなりラーメンを研究されて複雑に作り込まれた味わいといった印象です。
店内には古い製麺機がディスプレイされています。
店名もそうですが、麺へのこだわりを感じさせます。
ラーメンの美味しさは麺と合わせる前のスープが美味しいだけじゃダメですから、麺によってスープの印象も変わります。
函館にも津軽海峡を越えて青森のトレンドが入り始めています。
【お店情報】
「煮干し豚骨中華そば専門店 八四六製麺所(ハチヨンロクセイメンジョ」
住所:函館市富岡町3丁目10-3
TEL:080-1881-4535
営業時間:11:30~15:00、17:30~21:30(LO:21:00)
定休日:(木)
駐車場:有り
【厳選・函館グルメ情報サイト】
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