思考停止・・。2月11日、12日で書いたものとほぼ同一の趣旨のことが語られています。
特攻を博愛、或いはその真逆で語ることも然り。
これからの日本は、世界情勢の生の情報を積極的に受け入れ、その中身を吟味し頭を柔軟に活性化させていく努力をしていかないと、本当に生きのびていけない現実に直面していると思えます。
『北朝鮮核実験報道の思考停止』
…ブログ・田中良紹の「国会探検」 2013年2月14日より
『 ・・北朝鮮の脅威はアメリカの軍産複合体に日本に兵器を売りつける絶好の機会を提供した。かつては国民の反対を懸念して自民党が購入を拒んだミサイル防衛などに日本国民の抵抗がなくなり、北朝鮮の存在は日本を世界最大の兵器ビジネス国家アメリカの思い通りの方向に導いたのである。
そしてそれを補強しているのがメディアの報道姿勢だ。誰も反論できない「正論」らしき論説を展開して日本をアメリカ隷従に押し込める。核保有などもっての他だー被爆国日本では誰も反論できない。戦争は悪だー敗戦国日本はそれも反論できない。日本は平和を尊重するーますます反論できない。こうして結論はアメリカに守ってもらうしかないというお定まりの結論になる。
しかし誰も反対できない論理を繰り返していると人間は思考を停止する。戦争は悪だ。平和は尊い。過ちは繰り返しません。あの戦争についての結論がそれでしかないと戦争について考える事をしなくなる。そうして戦後の日本人は現代史を直視しないままになった。北朝鮮の核実験報道を見ているとそれと同じ事を感じる。・・』