こんにちは
香織です音譜
 
 
 朝の連続ブログ小説

「未来へまっすぐ」

~自己否定感におしつぶされた香織の成長ライフストーリー~


第1話

おどおどしてた幼児期


第2話

才能に助けられながらも、自分は劣っているから

努力しかない!を確信した小学生時代


★頑張り、がむしゃらに生きた
人生の第1幕がとうとう閉じていく大学時代」


サークルのように
楽しかったけどいつも戦い
苦しい初めての社会人

 


***

今日は7話目



初めて就職した
会計事務所を1年4か月で
退職し
 


その後は
事務所で
密室にこもって
仕事するのが辛いな
 

とか
 

道路を歩いていたら
デイサービスの送迎車に
乗ってるおじいちゃんが
手を振ってくれ
その笑顔に癒されたり
 
 

先輩が赤ちゃんを
連れて仕事をしに来た時に
面倒をみる役割が
与えられたことで
 
 

なんだか私の
これだってスイッチが入り
 
 


やっぱり次は
人と直接関わる仕事だって
思って
 


ゆくゆくは
資格をとって
専門的に働けるものって
考え福祉の道が
いいなぁと決めました。
 

 
まずは
ヘルパーの資格を取りにいき
実習をこなし
(夏の暑い時で気分が悪くなったりしてたなぁ)
 
 
 
その後
有料老人ホームの
介護職として
就職するのです。
 
 
 

夜勤があったり
大変だったけど
平日が休みだったり
希望の休みがとれたり
 
 
職場は自転車で
10分だったりで楽で
 
 
職場に同年代の友だちもでき
楽しかったです。
 
 

入って3日目に
緊急搬送された
おばあちゃんが居て
 
 
それを真のあたりにした時は
恐くて無理だって思い
とっさに
自分の職場のスリッパを
持ち帰りそのまま辞めようと
思ったぐらい最初は
心身ともに大変だったけど
 
 
 
ちょうど同い年で
介護職が長いYちゃんが
私の面倒を見てくれ


手取り足取り
丁寧に教えてくれて
続けれることが
できました。
本当にありがとうおねがい
 

24タイプ の多分チワワ前者姫ちゃんだと思われます。)
 
 

感情豊かでいつもテキパキ
さくさく仕事ができ
冗談もよく言って
ケラケラ笑うパワフル女子
Yちゃん
時々口も悪かったチュー
 
 
私が1回朝起きたら
高熱で早番(6時から)に
行けなかった時
リーダであるYちゃんが
急に代わりにでることになり
 
 
「ふざけんなよっ
大変だった!!!」
って後から怒られたけど
 
(でも急な熱は仕方ないよねえーん
 
 
でもその3分後に
「さっきはごめん、仲良くしようぜ」って
言う気持ちの切り替えの
早さはぴかイチだったなぁ
 


でもわりと繊細で
同棲してる彼が
居て妊娠したかもって
相談何度も聞いたな(笑)
施設長との関係の悩みも
よく聞いた。



 
やっぱり女性が多く
同年代の子もいたし
シングルマザーの人や
子育て中の方もいたり
 
 

いろんな世代の人が
いて
 
 

みんなサバサバしていて
細かことは
気にせず
裏で何かするっていうより
むしろはっきり
正面きって言う
みたいなことが
多くて
 


私は修羅場?って
ドキドキすることも
多かったけど
今まで出会ったことのない
雰囲気が新鮮で
 

 
そんなメンバーで
する恋バナは
みんな切れ味するどく
楽しかったなぁ
 
 
 
入居してる方は
まぁ結構裕福な方が多くて
品もよく。
 

こっそりお年玉もらったり(笑)
 
 


でも認知症の方は
ほんと大変だったし


みんなスタッフは
想いがあってやってるから
ぶつかり合うことや


感情労働である疲れ


理想はどんどん
あげれてしまうし


施設長は恐かったりキョロキョロ



介護はホントに本当に
大変なお仕事でした。
 
 


一方
その当時付き合っていた
彼とは遠距離恋愛で
 
 

ときどき
彼の居る東京に遊びに行って
浅草行ったり
東京タワー行ったり
お台場や
サンシャイン池袋
のぼったり
箱根温泉つかりにいったり 
 
 

楽しかったなぁ照れ
 

(話は変わるけど東京駅構内で
親友とばったり鉢合わせて、お互い東京行くなんて話してなかったのにあれはびっくりした)
 
 

そこに就職して
1年半くらいは
仕事も恋愛も
そんな感じで順調に
進んでいったわけです。
 
 


で、彼は優しい人だったし
頭も良く、顔も好みだったし
努力家で
学歴も良かったし
就職した会社も誰が
聞いても知ってる大企業
一生安泰だよね
(まぁこのご時世分からないけどね)
 
 
って感じだったのです。
 
 
 
彼は初めて親元を
離れ知らない土地での
生活
 
 

言葉には
はっきりしなかったけど
かなり寂しかったようで
早く結婚したかった
みたいなのです。
 
 
 
でも
私も今ならそれが
私の幸せって思う
 
 
 
向こうに行って
今と同じような仕事について
パートしながら

子供ができたらやめて
で良かったし
彼もそれを望んでくれていた
と思うのですが。
 
 
 
 
当時は
 

専業主婦にはなるものか(笑)
って強い信念があってメラメラ
(本に感化されていた、日経WOMANとか読んでた)
 
 
 
自分で稼げる人になり
1人暮らしを自分の
稼ぎでする


そんな
 今思えば私には
くそ高いハードルを
掲げて
 
 

自立したい!
そんな一人前の
私になってから結婚だと
マイルールを守りたかったのです。
 


それにそのままの私では
いつか嫌われてしまうって
不安もあったんだろうな。

 

 
いつも結婚の話になると
平行線で
 
 
 
で、じゃあ別れるか、
やっぱり別れたくない
 
 
でもお互い妥協できない
 
 

みたいな話し合いが
エンドレスで
だんだん疲れていくのでした。
 
 
(今思うに・・
その彼は将軍前者姫かな)
 
 
 

その頃
フロアのリーダーになった
Mさんが居て


とても素敵な方で
皆をまとめるのが上手で
Mさんの手にかかると
みんないい人って感じになる方
 
 
こんな素敵な方の
元で仕事ができるなんて
幸せだなぁ
 
 
 
ってのびのび仕事を
していたら・・・
 
 
突然退職するとのこと
ショックえーん
 
 
 
で、
その次のリーダーの候補に
私ともう一人の子が
あがり
 
 
認められた感が
嬉しかったのです。
 
 

でも自分に務まるか・・・
うーんと不安で
返事もできずにいたら
 
 
結局他の方が
なったのですが。
 
 

 
それが
でも自分の自信になり
 

やっぱりもっと上を
目指そうと
思い
 
 
「社会福祉士」養成の
通信の学校に通い始めるのです。
 
 

とんとんと
流れに乗れてるような気持ちも
あったけど



彼と話せば
結婚の話がまとまらない・・・
 
 

スクーリングがあるので
休みの日は授業に出かけたり
 
 

そうこうすると
 

余暇がなくなり
楽しみがなくなり
 
 
リーダーも変わったことにより
職場の雰囲気も
落ち着かないものになり
 
 

介護職も慣れてきて
理想と現実のギャップ
 
 
 
学ぶことで意識だけは
高くなっていき
問題点ばかり目につく
 
 
 
そんな張りつめたものが
どんどん膨れあがって
いくのです。
 
 
 

そんな私をいつも
「○○○(私の名字)ちゃん
休んだら」って
気にかけてくれたSさんという
40代の方がいて(きっと後者お母ちゃん)
 
 
 
最後もういっぱいいっぱいで
精神的に夜勤に入るのが
途中で出来なくなり
Sさんに優しく
助けてもらったな。
感謝でいっぱいです。
 
 
 

疲れが限界に
達していたのですが
 

 
職場の介護がよくないとか
理想の介護ができる職場に
転職したいという志をもち
退職を決めるのです。
 
 
 
 
みんな寂しいって
残念がってくれたし
(前職同様)
仕事を教えてくれた
Aちゃんは特にね。
 

 
でも
みんな優しく
送り出してくれました。
 
 
 

その時はもう本当に
高い理想を掲げ走り
心が燃え尽きていたんだなぁと
思うのです。




自分ではもうよく分からない
止められない渦の中にいて
 

 


その彼は

最初は私が振ったような形

だったけど

3年ほど付き合った末

(最後の1年は別れたり、よりをもどしたりグダグダ)

最後には結局振られました。

 

 


 


そんな彼の実家は

当時は家から車で1時間ほど

だったけど

 

 


実は縁があり

今は車で15分ほどの距離

 

 


帰省の時期になると

 

 

近くにあるお店で

ばったり会うんじゃないかな

なんて

 

 


まだ旦那さんと

結婚した当初でも

思っていたけど口笛

 

 

 

そして少しでも

会った時いい女になったって

思われたいって

思っていたけど

 

 

 


今はいいや



ちょっとくたったTシャツ(笑)

 

 

ノーメイク、そして

当時より二の腕やお腹周りが

一回り大きくなってるかも

しれないし・・・



仕事もしてないかもしれない

 

 

でも、満面の笑顔で
堂々と挨拶できる自分で
いたいなぁって
思うです。
 
 


あの時手にいれたくて
彼を手放してでも
手に入れたかったもの
 


彼と別れて結局
そんな物ほんとは
いらなかったって
なんだったんだろって
砂を噛むような
(悔しいという意味の方)
みじめな思いを感じたし
 
 

私のそのままを
まっすぐに
大好きでいてくれたのに
最後は傷つけ

 

 
今度もし会えたら
そんなことを含め
当時のことを
私たちの滑稽さを
笑い飛ばせて話せたらいいなぁ
なんて思うのです。
 
 
 
本当に私にとっては
色々あった彼で
 
 
 
でも
とっても縁が深かったの
だなぁと思うばかり。
 
 
 

彼が昔の彼女の写真を
捨ててないことに
腹をたて
 
 
捨ててと頼んでも
素で「無理」と
言われたのだけど
 
 

私のも同じように
残してくれているかな
と願ったり
(私は捨てたけど(笑)、でもやっぱり恨みをかい、私の場合は捨てられてるかも笑い泣き)
 
 


私の中では美談になってるけど
彼の中ではプライドをへし折ったひどいわがままな人になってる可能性もかなり高いです笑い泣き




でもあの時は
そのままの私を
好きになってくれて
大切にしてくれて
出会ってくれて
楽しい時間を
本当にありがとう。




今度もし会う時がきたら
彼が望んだ
私に教えてくれた
そのままの私で自信をもって
堂々と笑えたら
幸せだなぁと思うばかりです。
 

 

そんなこんなで
2つ目の職場
老人ホームで2年4ヶ月
働き


26歳になった頃
何かに追いたてられるように
退職しました。
 
 
 

(入居者さん達との日帰り旅行の時の食事中かな)




 続く