TENのブログ

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第一の災難は3年目から始まった。


入社3年目から海外出張がある程度の頻度で始まったのだ。

以来、1年のうち数ヶ月を海外で過ごす。

グローバル企業ならしょうがないと割り切った。成果が出ずに怒られる事も勿論あったが、

なんとか耐えられた。




2回目の災難は5年目の転勤だ。

部署全体で移動することになった。

人も業務内容も変わらないことで、それほど心配はしていなかったが、

他の部署との統合が決まり、一気に上司が増えた。

そして社内でも面倒くさい上司No1が、やってきた。

面倒ではあるが親しみ易い人で、威圧感が無いのが幸いだった。

海外で面識のあった私は何度も面倒事に巻き込まれたが、しばらくして

その上司が別のチームに異動になり、難を逃れることが出来た。




そして10年目。

社内の大幅な人事異動で先輩達が一気に他の部署に行った。

私も他のチームに移ったが、計画無く異動させすぎたことで、

それまでいたチームの業務が滞り、戻る事になった。


先輩の抜けたチームでは最も経験があった私は気が付けばエースと

呼ばれ始めていた。

人付き合いは得意ではないが社会人として最低限のモラルは持っているであろう

私は、後輩たちからの受けも良く、仕事も出来ない方では無かったから

上司たちからの受けも良かった。


会社もどんどん大きくなり、ブラックな部分は改められ、システム的にも

世に恥じる所の無い企業になっていた。

給料は安いが雇用は安定しているし、元々高給が欲しかったわけではないから

私には問題なかった。

食べることに困らなければ不満は無い。


9年で主任になった私は11年目に係長になり自分のチームを持った。


この上は管理職。

でもそんなもの望んではいない。

コツコツと真面目に自分で働きたい。管理する立場より、そっちの方が

性に合っていることは自分で気付いている。

だが自分が望む事と望まれることは違う。


上司は「もっとガンガン自分を出した方が良い」と言い、

後輩は「どんどん出世してくださいよ~」と言う。


でも私はコツコツと、いや、チマチマと働きたいんだ。


私のチームは特殊だ。

最初の部下は7人だったが、仕事量が増え、チームを2つに割ることになった。

自分のチームを見つつ、もう1つのチームもサポートするという立場だ。

そして私のチームは自分を含めて4人。後輩はいない。

そう年上の部下が2人と同期1人。

しかも現場が長く、例え上司の言う事でも聞くメンバーでは無い。



最年長は56歳、グループ会社からの出向社員。


とにかく我が道を行っている。人当たりは悪くないが部署以外での人付き合いを異常に嫌う。

部署ではそれなりに慕われているものの、研修などの会社行事が嫌いらしい。

かつての上司が主任に上げてあげようと、

「研修に参加してきて下さい(昇進条件に研修への参加がある)」

と言ったら会社に来なくなった。

役職に全く興味がないのだ。そして昇進なし、研修なし、で会社に残っている。

さすがに問題行動だった為、雇用形態が本社雇用ではなく、グループ会社からの

出向扱いになったが、逆に気楽に働けるようになって益々面倒事に関わらなくなった。

私とは入社以来、同じ部署にいる。

付き合いは長いし、仲も悪くないが、面倒なことは受け付けない。


*ちなみに基本的に解雇は制度としてはありますが、行われません。



2番手は先輩社員、主任。


部署が統合されてからの付き合いだ。4歳上だが、高卒から現場で働いていたので

入社は私より8年早い。

とにかく人当たりがよく、上司・部下問わず知り合いが多い。

歴の長い先輩で、私がチームのリーダーなことも嫌な顔を見せずに協力してくれるので

とにかく助かっている。体を動かす仕事を好むが、資料作りなどが圧倒的に苦手で

そういう仕事を頼む事は出来ない。



3番目は同期、平社員。ただし年は下だ。


もともと違う部署だったこともあって、まだ頼める仕事と頼めない仕事がある。

チームで最も年下なことから、現場作業だけしていれば良いと思っている部分が

見られる。



最大の問題は、全員が現場に特化し過ぎていることだ。

私もそうなりたいが、周りがそれを許さない。



<つづく>