夕刊フジ 3月16日(水)16時57分配信
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売り切れ続くガイガーカウンター(写真:夕刊フジ) |
秋葉原の計測器専門店「東洋計測器」では13日、店にあった4万円台~10万円前後のガイガー・カウンター計4台が、開店10分ほどで売れた。12日は震災被害の片づけに追われたため、営業再開から瞬く間のできごとだった。
同店の営業担当者によれば、通常なら2カ月に1個売れればよい商品という。1951年の創業以来、「こんなことは初めてなのでは」と驚く。99年に茨城県東海村で起きたJCO臨界事故の際にも、これほどの引きはなかったそうだ。
ただ、物流網の機能不全と在庫不足により、新たな商品は供給されていない。14日には電話で約60件も「ガイガー・カウンターはありますか?」といった問い合わせを受けたが、対応できなかった。
また、本紙が複数のインターネットショッピングサイトを確認したところ、10万円超の高額商品まで全て「在庫なし」となっていた。
ガイガー・カウンターはドイツの物理学者、ガイガーとミュラーが開発した「ガイガー=ミュラー管(GM管)」を応用した放射線量計測器。放射能の強弱 を、放射線の量として数値で表示できる。1928年に生み出された技術を応用し、米国などで商品化され、市販されている。平時は需要が低く、比較的安価な ものでも4万円台だ。
「14日に買われたのは、仕事の都合でこれから福島や茨城方面に行かなければならなかった方のようです。これから事故のあった原発へ近づく方々は、どのように身を守ればよいか必死なのでしょう」(東洋計測器の担当者)
放射線関連では、どのくらい浴びたか計測する線量計「サーベイメータ」(8万円台~)もある。しかし、こちらも各所で品薄といわれている。
(引用終わり)
これだけガイガーカウンターが売れると言うことは、国民が原子力や、放射能に関していかに恐怖の対象であるかと言うことを如実に示している物だと思う。
ただ、首都圏では検出される値はせいぜい1マイクロシーベルトくらいなので、どうしても買いたい人を除けば、もっていなくてもいい代物なのである。