U-NEXTで鑑賞

 

〇あらすじ

香りの能力を持つ少女が母の封じられた記憶に飛び込んでいく姿を、恐ろしくも美しい映像で描き出す。嗅覚に不思議な能力を持つ少女ヴィッキーは、大好きな母ジョアンヌの香りをこっそり集めている。ある日、謎めいた叔母ジュリアが現れたことをきっかけに、ヴィッキーのさらなる能力が開花。ヴィッキーは自分が生まれる前の母と叔母の過去にタイムリープしてしまう。
2021年製作/96分/G/フランス

※映画.comより抜粋

 

〇感想

スピルバーグが大絶賛!の映画「アデル、ブルーは熱い色」のアデルが出演しているという理由だけで、この映画を観た。本題に入る前に「アデル、ブルーは熱い色」に少し触れる。

予告編はこちら(昔はサブスクでサクッと鑑賞出来たが最近は観れない・・・)

 
女性同士の恋愛劇、人を好きになるという行為を繊細かつ大胆な性描写で描いている映画。
ただし性描写がAV並なので、いくらスピ公が絶賛し、カンヌで監督+主演女優2名がパルムドールを獲得したと言っても、世界各国でR18のレイティングが付いてしまった。その結果、鑑賞できる年齢の範囲が限られてしまった迷作。
※監督と主演女優2名がパルムドールを獲得することは快挙らしい。(Je pense que oui)
 
今回紹介する映画「ファイブ・デビルズ」では、カンヌでパルムドールを獲得した女優の一人であるアデル・エグザルコプロスが主演し、秘密を抱える母ジョアンヌを演じている。
アデルは、いつも口が半開きで、ボーっとしているけど可愛い。🎵

 

『主な登場人物』

・8歳の少女ヴィッキー(匂いを操り、匂いを放つ人物の過去を見ることができる)

・母、ジョアンヌ(ヴィッキーの母でアデルが演じている)

・父、ジミー(消防士でヴィッキーの父、ジョアンヌの夫)

・ジュリア(ジミーの妹、刑務所から出所したばかり、精神を病んでいると思われている)

・ナディーン(ジョアンヌの友人で、大きな火傷の痕がある)

 

フランスの綺麗な森と湖を背景に、主な登場人物5人のダークな物語が展開する。

人間関係がややこし過ぎる!!

(以下ネタバレを極力避けるため意味不明な箇所あり)

 

どのように人間関係が複雑かというと、、、

ジョアンヌ(アデル)は、夫ジミーの妹であるジュリアンとレズ関係である。(え?)

→義理の妹とレズ関係

 

ジュリアンの放火のせいでナディーンが大火傷する。(ええ?)

→義理の妹のせいで友人が大やけど

 

ナディーンとジミーは不倫関係(えええ?)

→ジョアンヌの友人ナディーン(大やけどしている人)と旦那が不倫。

父ジミーとヴィッキー

 

この関係を少女ヴィッキーは特殊能力で全て知ってしまう。

8歳の少女ヴィッキーが受け止める事が出来る訳ない。

少女ヴィッキー目線であれば、自分の母が叔母さんと同性愛、その叔母さんが放火魔で、母の友人が大火傷する原因になる、大火傷を負った母の友人と父が不倫関係にある。そして、その全てが少女ヴィッキーの行動が諸悪の根源であった、、、ややこし過ぎるやろ!もう少しシンプルにした方が、綺麗なフランスの風景も入ってくるんちゃうか??というくらいに複雑で、映画中盤まで内容が理解できない。

匂いを黒魔術のように操るヴィッキー、彼女のファッションセンスも異能力。(サングラスOK)

 

更にヴィッキーの特殊能力が変で、匂いにより対象人物の過去が見えてしまうという異能力。

この頃の少年、少女の異能力を描いた映画は「イノセンツ」、「アキラ」、「七瀬ふたたび」など多数ある。またテレビ番組「探偵ナイトスクープ」の〝四つ葉のクローバー少女〟も地面に無数のクローバーが生えている中から〝四葉のクローバーの声が聞こえる〟と言って、すぐ四葉のクローバーを見つけ出す異能力があった。しかし異能力は大人になる直前に消えてしまうのが常で、大人がこのような異能力を維持したままであると、悪趣味な方向に使用してしまうのがオチである。その為、超自然的な力で消してしまうのかもしれない。

兎にも角にも、女優アデルの成長ぶりを確認できた迷作であった。

 

※参考動画「探偵ナイトスクープ/四葉のクローバーの件」

 

大人になったアデルも相変わらず可愛い。

 

※追記

映画の題名の「ファイブ・デビルズ」は主な登場人物5名の事?それとも少女ヴィッキーを引いて、ジョアンヌの父親を含んだ5名の事かな?個人的にはジョアンヌの父親の性格は好きやけどww