〇あらすじ

コカインを食べて凶暴化したクマが巻き起こす騒動を実在の事件に着想を得て描き、アメリカでSNSを中心に大きな話題を集めたパニックアドベンチャー。

1985年。運び屋アンドリューはセスナ機に積んだ大量のコカインをジョージア州の森に投下するが、自分自身も誤って落下し死んでしまう。雇い主の麻薬王シドは、信頼するフィクサーのダヴィードにコカインの回収を命じる。一方、絵を描くことが大好きな13歳の少女ディーディーは友人と学校をサボって森へ向かうが、そこで大量のコカインを食べて凶暴になったクマに遭遇。麻薬王一味、子どもたちとその母、警察、レンジャーら、それぞれの思惑が絡みあい、事態は思わぬ方向へと転がっていく。

出演は「猿の惑星:新世紀」のケリー・ラッセル、「ストレイト・アウタ・コンプトン」のオシェア・ジャクソン・Jr.、「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」のオールデン・エアエンライク、「グッドフェローズ」のレイ・リオッタ。監督は「ピッチ・パーフェクト2」のエリザベス・バンクス。
2023年製作/95分/R15+/アメリカ

※映画.comから抜粋

 

〇感想

この映画「コカイン・ベア」が遺作となったレイ・リオッタ、ちょうど2年前くらいに亡くなっている。(没67歳)まだまだ奇妙な役を演じる事ができたのに惜しいです。代表作の「グッド・フェローズ」で、デニーロと組んでマフィアの世界に幼少期から憧れ、成り上がる男を演じていました。また「ハンニバル」では嫌味な司法省の役員を演じており、レクターから頭を開封され、脳を調理される役をこなしている。(レイならではの持ち味が出ているシーン)

今回の作品では、ギャングのボス役を演じており、レイの個性を十分に引き出した怪優レイ・リオッタを見る事ができる。

 

この映画は動物パニックアドベンチャーという映画の枠で「ジョーズ」、「グリズリー」、「ピラニア」、「吸血の群れ」などなど、ホラーとは別格のジャンルの映画。とはいえR15なので首チョンパ、モツ系、血しぶき、などなどのゴアシーンも満載である。気軽にお勧めすることはNG。

 

登場する熊は尋常では無い、コカインを吸引してラリホー状態の熊なので、動きがハンパではなく、メチャ俊敏なので追っかけられるシーンはドキハラで楽しい。鑑賞中に何度も〝自分だったらどうしよう〟と考えても仕方がない事に思考が奪われ映画に集中できない程であった。

 

ストーリー展開は細切れの話(主にコント)が進むタイプで、ギャグ、ジョークのセンスは無く、

イマイチ笑えず、苦笑レベルだった。さぁ、この熊が都会に出てきたら大変!「コカイン・ベア/復讐の惨劇」の製作予定はありません。

 

レイ・リオッタの最期の勇姿、いつもの様な〝やられっぷり〟が侍のようで輝いていた。

残念だが、もう見ることはできない・・・。(ほんと惜しいね)

 

※映画「コカイン・ベア」の元ネタ「ホンマにあった話」

1985年にコカインの過剰摂取で致命的に死亡した175ポンド(79キログラム)のアメリカのツキノワグマである。コカインは、コロンビアの麻薬密輸業者のグループによって、米国テネシー州の荒野に捨てられていました。クマはジョージア州北部で死んでいるのが発見され、剥製にされてケンタッキー州のショッピングモールに陳列されていました。このエピソードは、2023年のコメディ・スリラー映画『コカイン・ベア』や、2023年のドキュメンタリー映画『コカイン・ベア:トゥルー・ストーリー』で映画化された。

 

〇映画のお供

「肉汁餃子のダンダダン 高槻店」

出先のJR高槻駅付近、こんなところに餃子専門店がある!本日の昼ごはんは、ココに決まり!

  

JRと阪急の間にある店。店員さんも気合十分!餃子定食を注文!

 

御飯はお替り自由!温泉卵など色々と小鉢も付いてくる。お替りしました。ww

餃子は皮が厚めのタイプ、確かに肉汁が溢れ出てくる。

この近所にある薄皮の「餃子天国」も美味しい!