箱を開けた・・・。
高校の修学旅行は福島県に行きました。色々な乗り物を駆使して行った事を覚えています。バスで宿に向かう時に、何やらバスの一番後ろの方で騒いでいるグループが居ます。振り返って見ると、何か言っているのですが断片的にしか聞こえず、何やら「家の箱を開けたから」とか「箱の中のモノが追ってきている」とか不気味な事を言っています。そのグループは4人(男子2名、女子2名)で皆が同じテンションで半べそかきながら怯えている様子でした。
宿に到着し、各班に分かれて部屋割りの通りに部屋に行きました。例のグループは自分達の部屋割りを無視して、別の部屋に集まって、部屋を暗くしてお香を焚いたり、ブツブツと何か小声で言っていました。私たちは関与せずにイチ、ニイ、サン・・・とスケジュールをこなして行きました。
いよいよメインの演芸大会の時間です。大広間に皆が集まって、各班が舞台に上がり芸を披露します。フォークギターの伴奏で歌うグループ、プロレスの真似をするグループ、コントをするグループ、先生のものまねをするグループなどそれぞれです。演芸会の終盤の頃に、突然、ドタドタ!っと例のグループが大広間に転がり混んできました。先生が「どうしたんやっ!?」って聞くと、
「あいつらが、ここまで来た!」って一人の男子が言いました。先生は4人の尋常ではないその雰囲気から、何かを悟り別室に連れていきました・・・。
私が目撃した事象はここまでです。しかし、修学旅行から帰って暫くして引率の先生から聞いた話は驚愕の事実でした!それはまた後日にでも。。。