〇あらすじ

海の町で両親と兄と暮らす高校生のルビーは、家族の中で唯一、1人だけ耳が聞こえる。

幼い頃からルビーは家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。

合唱クラブに入部したルビーの歌の才能に気づいた顧問の先生は、名門音楽大学のバークリー音大の受験を強く勧めた。 ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を理解できない。家業の漁業を優先しろと反対する両親に、ルビーは自分の夢よりも家族の助けを続けることを決意するが……。

 

〇ここ最近、観た映画(「落下の解剖学」、「廻魂~愛という名の呪い~」)というヘビーな家族の物語を2作続けて観たので、ややゲップ気味。ここでスカッと爽やかな清涼飲料水的な作品を!

チョイスしたのが「コーダ あいのうた」選択に間違いは無かった。

主人公ルビーの家族の愛情は〝ビクトリア湖よりも広く、エンパイアステートビルよりも 大きい〟

映画の最後まで裏切られる事もなく安心して観る事ができました。

特にラストの30分はハンカチの御用意を!(表現古いけど)

 

両親、兄貴の耳が聞こえないので、ルビーがコンサートでデュエットするのだが、全く聞こえていない。でも、周りにいる観客がルビーの歌声を聞き、感動し涙している様子を家族は確認する。

そのシーンは、映画ではあえて無音で、映画を観ている側もルビーの声が聞こえない。

難聴者と同じ体験をすることにより、映画の中に引きずり込まれ、感動もパワーアップ!

また、この事により父は、ルビーの歌唱力を確信する。

娘をバークリー音楽大学へ行く前夜に父は、「俺だけに歌ってくれ」とルビーにお願いする。

どうやって聞くのか?と思っていると、父は歌うルビーの喉(声帯)を触る事により、骨伝導のように振動で声を聞いた。音楽を扱った映画は色々あるけれど、音が聞こえない人へ音楽をどのように伝えるのか?という難関をこの映画は達成している。

映画冒頭で、娘のルビーが歌が好きで、合唱クラブに入った事を母に告げるシーンがある。

母は「反抗期なのね、私が盲目なら絵を習っていたかも」と17歳のルビーを諭すように言う。

ルビーと母との関係性が濃厚に感じる印象的なシーンでした。

 

これで最近観た2作の鬱映画も、今回観た「コーダ あいのうた」により消化され、プラスマイナスゼロ、カロリーゼロになったと思う。ww

また、元ネタのフランス映画「エール!」も観たいと思う。以上

 

〇映画のお供

「餃子食堂マルケン」

大阪府茨木市にある「餃子食堂マルケン」は餃子居酒屋。

特製にんにく餃子はメチャ、メチャにんにくが入っており、昔の餃子ってこんな感じやったな~って舌の記憶を蘇らす餃子でR。

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以上。