母親は子どもに無償の愛を捧げるものと信じている自分は、とても幸せなんだなと思う。

 

『「呪縛」とか「束縛」という単語には、縄や鎖でぐるぐる巻きにされるようなイメージがあるけれど、ママの存在はたとえるなら私という布地をまだらに染めているシミのようなもので、ほどいたり外したりできない。どんなに漂白を繰り返そうが真っ白にすることはできないし、シミの部分を切り取って縫い合わせたらそれはもう自分じゃない』

 

いろいろなかたちの「母と子」の関係が描かれていて、どうしてそうなるのという思いのなか、ラストシーンに少し救われる。そういう終わり方があるんだ。