フェアプレー賞高円宮杯が獲れなかった原因は?
フェアプレー賞高円宮杯を6年連続7回(2010、2012~2017)のリーグ最多受賞があるサンフレッチェ広島。
明確なクラブ理念があり、フェアプレー賞高円宮杯とタイトルのダブル受賞3回は、全てのサッカー関係者に最高の手本となっていた。
2018年シーズンはタイトルこそ獲れなかったが、高円宮杯の連続受賞はサンフレサポの心の拠り所になっていたのではないか?
特に今年は監督が代わりスパイク一足分の寄せで球際に厳しいサッカーをしたために高円宮杯の受賞は厳しくなると思われた。
しかしサッカーを変えても反則ポイントの少なさで首位を走るサンフレの選手が誇らしかった。
しかし今年は最後にセレッソ大阪に抜かれて反則ポイント2位。
高円宮杯7年連続の受賞が途絶えてしまった。
チーム全体の努力で受賞する賞で、特定の誰かのせいにするのは宜しくない。
勝利を目指すサッカーにおいてはファウルで止めることも必要だからだ。
ただサンフレッチェの理念(行動規範)を理解していれば、プレイ中のファウルによる警告はやむを得ないにしても、プレイに直接関係ない場面での警告は受けなくて済んだはず。
このプレイに直接関係ないファウルが無ければ、サンフレッチェはセレッソに抜かれず今年も高円宮杯を受賞出来ていたのだ。
1番の原因はパトリック。
ゴールを決めてユニフォームを脱いだ遅延行為で警告。
さらにホーム仙台戦でゴールを決められないイライラからドリンクボトルを蹴って警告を受け出場停止。
パトリックによって5ポイント失ったのだ。
もう1人付け加えるならキャプテンの青山。
ホーム川崎戦のPK時にボールをセットする小林選手を妨害して警告。
このシーンの青山の行動は、サンフレッチェのキャプテンとして許されない行動であった。
サンフレッチェの理念は他クラブには無いクラブとしての根幹である。
社長が代わろうと監督が代わろうとブレてはいけない。
プレイに直接関係のない警告の累積で高円宮杯受賞を逃したのは大変残念であり、クラブ全員で共有し反省してもらいたい。
受賞云々ではなく行動規範を遵守出来なかったことを。