城福監督と共に戦おう
城福監督が今シーズンの総括でサポーターの話になると口を詰むんだ。
大粒の涙を流し、サポーターへの想いを語った。
薄情度ナンバーワンの調査結果も出ているサンフレサポーター。日和見な県民性。
望んだキャンプも出来ず、現勢力のままの采配。
運動量の改善といくつかの修正をしてシーズンイン。
常にギリギリの戦いで積み上げた勝ち点3。
チーム力の無さから失速しながらも掴んだJ1リーグ2位。
コンサドーレ札幌がまだ見たことのない世界と喩えた順位を死守したのだ。
監督自身最高の順位。
Jリーグの監督は厳しい。
サラリーマンなら仕事の失敗も家族に知られることはない。酒飲んで切り替えて帰宅も出来る。
ところが失敗の全てや、非難されるシーンまでテレビに映し出される。
惨めな姿を子供にもさらけ出すのだ。
Jリーグの監督をしたいなら子供が高校生になってからなる事を勧めると城福監督は真剣に語る。
自身が東京時代の失敗で、息子さんのイジメにまで発展したからだ。
甲府時代は集客まで背負って戦った。
地方のことが理解でき、育成にも強い城福さんはサンフレの監督に適任だ。
城福さんを評価するなら思い通りのキャンプが出来る2019年シーズンからで遅くはない。
残留を第1目標にしながら上手くいくと優勝を目標に切り替え、失速すると監督批判。
まさに広島の県民性そのままの某サポーター。
これじゃあ監督も大変だ。
今の川崎は強い。
今年のサンフレで敵う相手ではない。
それでも2位でフィニッシュしたことは大いに評価できる!
最終戦後のロッカールームの選手の表情を見たら良く分かるだろう。やりきって満足感たっぷりの充実した顔だ。
ゴール裏とピッチ上の選手と温度差があると呟いたサポーターもいるが、勘違いも甚だしい。
選手と同じ気持ちで共有出来るのが本当のサポーターだ。
だから彼らはチームの足を引っ張り、下らない横断幕を掲げ続けるのだろう。
毎試合サポーターに挨拶に来る監督は初めて見た!
鳥栖に敗れ傷心したサポーターに大丈夫だからと声を掛けた。サポーターを励ます監督も初めて見た!
そして俺の責任だと胸を叩く監督。
シーズン前の降格予想されたチームをこの順位にしても一部サポーター団体から非難される。
苦しかっただろう。
「自分が本当にこの紫の一員になれているのか?」
なれていますよ!十分過ぎるほど。
黄金期に突入した川崎を止めるのは容易ではない。
しかし優勝目指して共に戦うのがサポーターだ。
城福監督にシャーレを持たせたい。
共に戦おう!
頑張っても 頑張っても
戦っても 戦っても
「夢は遠いんだと」と冷笑が包む現実
未来に向かう希望への路は行き詰まり
努力することに疑問を感じた
誰のために戦っているのか
天に発した抑えきれない想い
でも 神様は導いてくれた
息ができないほどに苦しくても
膝を屈するほどに傷ついても
僕たちを信じてくれる
紫の仲間たちがいる
その重い現実に気づいた時
もう迷いは消え失せた
目の前に広がるのは石ころだけの路
何度も転び 傷つき 倒れても
絶対に乗り越えられる
さあ行こう。辿り着こう。
栄光という名の 約束の地へ
城福さん、次に泣く時は嬉し涙にしよう!