広島が何故強いかサンフレサポが分からない?


何故か未だにこういう声を耳にします。

第3節終わって3月16日に書いたブログから


今後心配なのは城福監督がガッツポーズのやり過ぎや反り過ぎでギックリ腰にならないか?だけですよ👍


以降10戦8勝1分1敗、この時点でこの成績を予測出来ていたのではないでしょうか?


今年のサンフレの強みはまず守備の良さです。

リトリートした守備は森保監督時代からのお家芸ですが、城福監督になり更にブラッシュアップされています。


その特徴はブロックを形成した守備、4-4-2で綺麗に等間隔に並んでいます。これが全体で上下する。これが出来ている時の失点は限りなく少ないです。

この状態で相手にボールを持たせて前半をゆるりと戦います。全体の体力を温存しつつ相手を走らせる。捨て駒となった渡が前線から相手にプレスを掛け、隙あらば中盤でボールを奪いショートカウンター発動。

ベースとなるスパイク一足分追加した寄せで球際に厳しくボールを奪いに行きます。


守備ブロックを崩せず躊躇した相手には容赦なくパトリックのプレスバックの守備が襲いかかります。

全員守備は基本ですが、バランスが乱れた部分にボランチがフォローに入り、守備時の決め事が徹底されています。


最終ラインが突破されても卓人の壁。

ポジショニングの上手い卓人は相手のシュートコースを限定させます。

ディフェンス陣にコーチングし、自分がセーブ出来る隙間だけ開けるのです。

相手のシュートが卓人の正面というケースが多いのは、卓人の正面にしか打てないように卓人とディフェンスがそうさせているからです。


次に攻撃です。

メインは右側からの崩し。何度も書きますが、相手センターバックを動かすため。

これに清水戦で魅せた柴崎の見事なサイドチェンジから柏のゴール。

相手ディフェンダーを完全に釣った上で手薄な逆サイドに振り、更に佐々木の動き出しで相手マークを減らす。柏にとっては守備に戻ったミッドフィルダー1人交わせば良いだけですから簡単なことでした。


ムービングによる多彩な攻撃に加え、パトリックを走らせる強力カウンター!

更に後半になれば渡に代わってティーラシン投入で前線にボールが収まり攻撃の圧力を高めることが出来ます。後半に得点が多いのはそのためです。

今年は相手より走れるサンフレですから、前半足を使わされた相手にとって後半のサンフレの運動量は脅威でしかありません。


ざっと書きましたが、守備でも攻撃でもサンフレが結果を残す理由がきちんとあるのです。

サンフレの独走はフロックではなく、城福監督の指導と采配により必然的な独走となっているのです!


昨夜は城福監督がついに反ったガッツポーズだけでなく回転を加えました。

優勝だけでなく羽生結弦でも目指しているのでしょうかね?(笑)