第84回日本ダービー
皐月賞は速い馬、ダービーは運の良い馬、菊花賞は強い馬、牡馬クラッシックレースの格言である。
運も実力のうち、ダービーを制するのは?
運は誰にでもあるものではない。
地道な努力をしたものにやってくる。
色気を出さず、地道に努力した馬。
サトノアーサーである。
テンション高めのこの馬は、鬼脚の使い手。
皐月賞には目もくれず、デビューからきっちり2ヶ月に1回のローテーションを守ってきた。
飛びが大きいだけに道悪はマイナス。
きさらぎ賞2着は道悪が原因。
毎日杯では皐月賞馬アルアインをあとわずかまで追い込んだ。
これが東京コースなら。
週後半の雨も上がりパンパンの良馬場。運も味方する!
皐月賞はフロックではない。
4コーナーから直線入口で窮屈になりながらしっかり伸びた。
敗れたのは直線不利のあったシンザン記念のみ。
アルアインが皐月賞馬の貫禄を見せるだろう。
ダービーポジションを取れる行き足も魅力。
青葉賞馬でダービー馬はいない。
歴史を変える可能性があるアドミラブル。
最後方か3コーナーでまくり、直線早めに抜け出したあと、坂を上がって更に引き離した。
規格外の強さ。
名馬タマモクロス並みの競馬をやってみせたのだ。
鞍上デムーロも魅力だが、3歳馬に同じ競馬を2度求めるのは酷かも知れない。
レイデオロは3着まで。
高速馬場のダービーで最後方からの競馬は、良い脚を使ったねと居酒屋での反省会のネタにしかならない。
◎06サトノアーサー
○07アルアイン
▲18アドミラブル
馬連06-07、06-18、07-18
グッドラック!