漫画家の松本零士さんがお亡くなりになりました。
「宇宙戦艦ヤマト」をTVで見たのは小学生の頃。
夕方の再放送だったと思います。
「主砲」「第三艦橋」「パルスレザー」「ワープ」
「対ショック対閃光防御」「波動砲」「デスラー戦法」などの専門用語に痺れ、
何よりヤマトのデザインがとにかくカッコよかった。
エンディングテーマにもある「ロマン」に小学生ながら憧れました。
映画版はさらに輪をかけて社会現象になりましたね。
特にオリジナルの続編「さらば宇宙戦艦ヤマト」のフィーバーぶりは
「テレビまんが」が「アニメーション」に進化する
起爆剤となったのではないでしょうか。
その後は
「銀河鉄道999」「さよなら銀河鉄道999」
「1000年女王」
「わが青春のアルカディア」と
松本アニメと呼ばれる映画が大ヒットしてブームとなり
その真っただ中で青春時代を過ごしました。
特に「さよなら銀河鉄道999」は忘れられない作品です。
テーマソングで言えばゴダイゴの「銀河鉄道999」も大好きですが、
メアリー・マクレガーの歌った「SAYONARA」は
英語であるにもかかわらず、そのメロディーと歌詞がエンディングにぴったりで、
「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」のエンディング曲
「愛はブーメラン」と並んで
アニメ史に燦然と輝く神曲だと思っています。
「999」は漫画版も全巻揃え、時折一気読みしています。
その哲学的で深いテーマに、冒険心をくすぐられ
無限に広がる宇宙に思いをはせています。
近年では「999」はミュージカル化され、
新しい魅力を生み出していましたね。
まだまだこれから鉄郎の物語が続くものと期待していましたが残念です。
唯一無二の作画とストーリー、そしてキャラクター。
松本零士さんの作品は
僕の胸にも「青春時代の幻影」として決して色あせることなく
深く刻まれています。
ご冥福をお祈りいたします。