老い | 娘生まれました

娘生まれました

38才まで東京で、低所得。39才になる年に地元へ戻る。都落ちってやつか。実家暮らしで、彼がいないループから脱却できずにいたけれど、41才で産みました!2人目もほしくてたまらない。

母が人をひきそうになった。

 

今回が初めてではない。

去年だった気がする。

 

その時も、「見えてなかった」と言っていた。

私が助手席で、危ない!!!

と大声を出して、ようやくきづいてブレーキを踏んでいる。

 

今回は、それとは比較にならないくらい、本当に危なかった。

 

早朝5時とはいえ、まだ薄暗いから

沿道に木が植樹されている歩道だと注意深く見ないと気付けない。

私は、黒い影が動いているのが見えた。

歩いてきてるのかな?と思っていたら、運転する母は、注意するどころか

歩道の左右確認もせずに、脇道に右折をはじめた。

 

人影は段々と見え、グレーのパンツ姿のおじさんがいることがわかるくらい。

なのに、減速すらしない母に

危ない!!!!

と大声を出す私に、

なに?なに?と驚く母。

 

人!!!

という私の指摘に

ようやくブレーキをかけた。

 

そのおじさんも小走りで通ったからひくことはなかったけど

本当に危なかった。

あれが、携帯を見ながら歩いてる若者だったら走ることなんてしなかっただろう。

 

母は、目も耳も悪くなってきた。

もう、若いころの母ではない。

それが、とても悲しいし、つらい。

認めたくない。

 

帰宅するまでの数分、車内で

今の道を暗い時間に近道するのは禁止!

絶対だめ!

と、伝えて

わかった。

と言っていたけど、反省しているそぶりを感じないから

家に入ってからもしつこく伝えた。

反省してる姿に見えないよ!

と指摘すると、反省してると言っていたが

私が洗面所でメイク落としをし、パジャマに着替えてる

5分程度で母は私の娘の隣で寝ていた。

 

母は、もう若くない。

残念だけど、若くない。

いくら駐車料金がかかるとはいえ、自分で運転したほうがいい。

死亡させてしまったら、私たち家族も崩壊してしまう。